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女の顔をした中世 ベルギー・オランダの都市と女性たち

イェレ・ハーメルス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896943788
ISBN 10 : 4896943783
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

「中世の秋」の街頭風景は、ほんとうはどれくらい「女の顔」をしていたのだろう?
未曾有の経済的繁栄を背景に活気づく中世後期のネーデルラント諸都市で、女性たちはいかに生を享け、愛を育み、結婚し/あるいは結婚せず、地道に働く、信心や技芸に没頭する、投資・蓄財にはげむ‥‥などなど、それぞれの人生と向き合ったすえに、どのような老後を迎えていたのだろうか。都市に蓄積された厖大な史料を丹念に掘り起こし、商人、職人、投資家、芸術家、ベギン、娼婦など、
さまざまな立場の名もなき女性たちの肉声を「聞き書き」さながらに再現、女性にとって暗い時代とされることが多い西欧中世のイメージを覆してみせ、女性史研究に新地平をひらいた画期的論考の全訳。図版多数。

【著者紹介】
アンドレア・バルディン : 1991年生まれ。ルーヴェン・カトリック大学研究員。中世後期ネーデルラントの社会史・ジェンダー史、とくに男女間の経済格差や分業、夫婦間の力関係について研究している

シャネル・ドゥラメイユール : 1992年生まれ。ルーヴェン・カトリック大学コルトレイク校中世史部門講師。中世後期ネーデルラントにおける結婚をめぐる紛争やパートナーの選択を研究対象とする

イェレ・ハーメルス : 1980年生まれ。ルーヴェン・カトリック大学教授。中世後期南ネーデルラント都市の社会史・政治史を専門とする

青谷秀紀 : 1972年生まれ。明治大学文学部教授。中世ネーデルラント都市史やブルゴーニュ公国史、近代ベルギー史学史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 塩崎ツトム

    「イトコたちの共和国」でも触れられていたが、南欧は女性を一家の財産として扱う地中海文化が濃厚とのことで、それとは対極に、新興のフランドル地方では(無論すごく制限されていたが)女性もある程度は社会の一員として扱う気風が濃厚だった。しかし活躍した女性の裏には貧困と抑圧にあえぐ女性もそれ以上いたわけで、泥から生えた蓮の花が美しくても、それは泥が美しいことを意味しないのだ。そして「キャリバンと魔女」のように、近世には魔女狩りがはやり、かの地でも女性は男の資産とされていく。陰鬱だ。

  • いとう・しんご

    検索きっかけ。14〜15世紀のブラバント地方における女性群像。詳細はすでに詳しいレヴューがあるのでそちらをご覧ください。思いのほかジェンダー平等だった社会とその中で活躍し、自らの道を切り開く女性たちと彼女たちを支える家族の姿がとても興味深かったです。

  • Go Extreme

    https://claude.ai/public/artifacts/d4995018-5dd1-47eb-8f2a-d0b7e568fbcc

  • takao

    ふむ

  • horada

    ***

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