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もっと遠くへ行こう。 ハヤカワ・ミステリ文庫

イアン・リード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151842023
ISBN 10 : 4151842020
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ジュニアにとって、人里離れた農場で妻のヘンと暮らす日々は幸せそのものだった。だがある日、謎の組織“アウターモア”からの訪問者がとつぜん現れ、ジュニアが宇宙への一時移住計画の候補に選ばれたと告げる。妻を残して宇宙へ旅立つなどとうてい考えられないジュニアだったが、妻はなんだかよそよそしい。まるで、この知らせを知っていたかのように―人間の意志、そして“存在すること”の意味を問う、傑作スリラー。

【著者紹介】
イアン・リード : カナダ・オンタリオ州在住。クイーンズ大学を卒業後、雑誌・新聞等へのコラムの寄稿や、自身のメモワールの出版など、ノンフィクションの分野で活動する。小説デビュー作『もう終わりにしよう。』は、優秀なサイコ・サスペンスに贈られるシャーリイ・ジャクスン賞の最終候補にノミネートされるなど評判を呼び、20カ国以上で出版された

坂本あおい : 青山学院大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    SFなのかサスペンスなのか人間ドラマなのかすごく不思議な物語。田舎の農場で暮らすジュニアとヘン夫婦。ある日謎の組織<アウターモア>からテレンスがやって来てジュニアが宇宙への一時移住計画の候補に選ばれたと言う。混乱するジュニアだが妻の様子もおかしい。一体何が起こっているのか?登場人物はジュニアとヘン、テレンスの3人だけ。先が全く予測できないストーリーから辿り着くのは驚きのラスト。しかし読了後も数々の謎が解消されずモヤモヤする。謎が謎を呼ぶこの作品は映像化も決まっているとのことでどんな風に描かれるのか楽しみ。

  • オーウェン

    ジュニアとヘンの夫婦が暮らす人里離れた農場。 そこにテランスという謎の男が訪問。 ジュニアが宇宙移住計画の候補者に選ばれたと告げるが、それは妻と離ればなれになることを意味する。 1作目でもイアン・リードは独特の世界観を形成していたが、この作品もそう。 ほぼ家の中で展開するSFでもありサスペンス。 居心地の悪い空間がすぐに作られ、なぜかテランスと妻は知り合いの様な雰囲だし。 ラストのオチはよくある類いだが、その先まで見せていることでより不条理感が増した印象。 映像化もされるそうで楽しみだ。

  • Shun

    デビュー作「もう終わりにしよう」の著者が、2作目で描くのはSF×スリラー。近未来設定のSF作品ですが、前作同様に異様な雰囲気を纏った描写は健在。ある日夫婦の元に謎の訪問者が現れ、夫が宇宙への一時移住候補に選ばれたと告げる。よそよそしい妻の態度や計画の謎、不穏な空気が常に感じられる。また近未来という設定だが舞台は人里離れた農場、そして描かれる人物はほぼ三名のみという閉塞感がどこか異様で話に出てくる宇宙移住というのも疑わしく思えてくる。語り過ぎないオチは前作と同様、ただし今作の方が理解はし易いかもしれません。

  • ハスゴン

    あまり話題ならないけど、シンプルな設定だけど読みやすくどうなるかページをめくる手が止まりません。こんごも翻訳がされる事を祈ります。

  • 御庭番

    小説のおわりかたと映画のおわりかた、どっちが好きだろう。 作者は、夫婦の関係を書いたのだと思うけど 夫が思い込んでる妻のことと、妻が思う夫との関係。 うーん、考えさせられるね 【図書館で借りました】

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