イアン・マキューアン

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甘美なる作戦 新潮クレスト・ブックス

イアン・マキューアン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105901110
ISBN 10 : 4105901117
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

MI5の女性スパイと、若き小説家。二人の間に生まれた愛は、幻だったのか?
任務を帯びて小説家に接近した工作員は、いつしか彼と愛し合うようになっていた。だが、ついに彼女の素性が露見する日が訪れる――。諜報機関をめぐる実在の出来事や、著者自身の過去の作品をも織り込みながら、70年代の英国の空気を見事に描き出す、ユニークで野心的な恋愛小説。ブッカー賞・エルサレム賞作家の最新長篇。


英国国教会主教の娘として生まれたセリーナは、ケンブリッジ大学の数学科に進むが、成績はいまひとつ。大好きな小説を読みふける学生時代を過ごし、やがて恋仲になった教授に導かれるように、諜報機関に入所する。当初は地味な事務仕事を担当していた彼女に、ある日意外な指令が下る。スウィート・トゥース作戦―文化工作のために作家を支援するというのが彼女の任務だった。素姓を偽って作家に接近した彼女は、いつしか彼と愛し合うようになる。だが、ついに彼女の正体が露見する日が訪れた―。諜報機関をめぐる実在の出来事や、著者自身の過去の作品をも織り込みながら展開する、ユニークで野心的な恋愛小説。


イアン・マキューアン McEwan, Ian
1948年、英国ハンプシャー生まれ。シンガポール、トリポリなどで少年時代を過ごす。イースト・アングリア大学創作科で修士号を取得後、1976年に第一短篇集でサマセット・モーム賞を受賞。『アムステルダム』(1998)でブッカー賞受賞。『贖罪』(2001)は全米批評家協会賞など多数の賞を受賞、世界的ベストセラーとなった。2011年、エルサレム賞受賞。オクスフォード在住。



【著者紹介】
イアン・マキューアン : 1948年、英国ハンプシャー生まれ。シンガポール、トリポリなどで少年時代を過ごす。イースト・アングリア大学創作科で修士号を取得後、1976年に第一短篇集でサマセット・モーム賞を受賞。『アムステルダム』(1998)でブッカー賞受賞。『贖罪』(2001)は全米批評家協会賞など多数の賞を受賞、世界的ベストセラーとなった。2011年、エルサレム賞受賞。オクスフォード在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちょろんこ*勉強のため休止中

    この本の構成上、私が感想を書くとどうしてもネタバレになってしまう。抵触しない範囲で書こうと思う。主人公のMI5工作員セリーヌの人物造形がよい。スパイとは名ばかりな事務員のような日常、美人なのに恋愛はぱっとせず、全てにおいて認めれたいとやっきになっている。マキューアンの描き出す完璧なフィクションの世界に放り出され、途方にくれてる小さな子供のよう。そんな主人公と若き小説家のハードな恋愛物語。大仕掛けなどんでん返しに唖然としながら、ラストはウットリ、陶酔。マキューアンで胸キュン、今年のマイベストかも。

  • ケイ

    マキューアンに翻弄された。彼女とともに怒り、震え、騙された。まず最初の仕掛けでつまらない恋愛の結末に憤慨するも…。スパイ小説なのだわ、これは。やたらと本を読む女性が自分に重なる。色んな作家を読み漁り、読む本で自分を語る。それについていける自分にニヤりとし、彼女の喪失した恋にともに胸を痛める。栞に抱く愛が切ない。原題は『sweet tooth』彼女が任されるプロジェクト名。なんて甘くて苦い作戦だこと。読む間に常に頭に浮かんでいたのは、アンジーの演じた『ソルト』 一筋縄ではいかないマキューアンに乾杯を!

  • KAZOO

    この作家の作品は「贖罪」しか読んでいないのですが同じ作家が書いたとは思えません。ただあるプロットの感じが似ている気はしたのですが。この作品はある意味、教養小説的なミステリアスな要素も含んだ恋愛小説なのでしょう。私は結構楽しめました、女性が主人公ですが、この中に出てくる大学教授も作者自身を投影しているのでしょうが、やり取りが予測から外れるような感じがします。訳も読みやすい感じでした。

  • harass

    レビュから気になり借りる。冷戦期の英国情報部MI5は、有望な若手作家に資金援助させ、反共の論客として育てる作戦を立てる。MI5に職員として入った文学少女のヒロインはある若手作家と接触するのだが…… 小説内でこの作戦名は「Sweet tooth(甘党)」が原題で、メタフィクション的な終わり方、ハッピーエンドなのだが、恋愛脳すぎるだろとか、読みながら「甘っーい!!」と何度もつぶやいてしまった。スパイ小説というよりも恋愛小説として読むべき。当時の英国の状況が詳しいがこれは自国民むけか。先が読めない小説好きに。

  • どんぐり

    英国の情報機関MI 5の女性諜報員が、罠を仕掛けた小説家に恋をする。物語の中に小説家の書いた物語があり、それを読むことになるメタフィクション。あまり好きな小説形式ではない。最後にドンデン返しがある。凝りに凝ったマキューアンの小説、これで11冊目読了。

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