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クエンティン・タランティーノ 映画に魂を売った男

イアン・ネイサン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845919185
ISBN 10 : 4845919184
Format
Books
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

俺はこれまで作られたすべての映画から盗んでいる
——クエンティン・タランティーノ

カルト映画の帝王から、現代を代表する巨匠へ......
孤高の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に至る、映画にすべてを売り渡した天才の魂をめぐる最新評伝。


幼年期から青年期の映画への熱狂から、『パルプ・フィクション』での批評的・興行的成功を経由し、独自の映画哲学と信念を突き通しつつ、そのほとんどの作品を批評・興行の両面で成功に導き、いまや紛れもなく現代を代表する巨匠のひとりとなったクエンティン・タランティーノの軌跡を網羅的に紹介。
監督作のみならず原案・脚本作の成立背景やテーマを精緻に解き明かし、旺盛な創造意欲に満ちた作品群に初めて触れるための絶好の入門書でありつつ、コアな観客がその才能の真価を改めて発見するための必読書ともなるだろう。

豊富なスチール写真やオフショット、さらには影響を与えた諸作品の資料(スチール、映画ポスター)が、フルカラーで多数掲載!!
作品の内側と外側を横断しながらタランティーノ・ユニバースを味わい尽くせ。


【目次】
1. 「俺は映画学校じゃなく、映画に通ったんだ」
 ビデオ・アーカイブス
2.「この映画は自分のために作ったんだ、
 みんな勝手に楽しんでくれたらそれでいいけどね」
 『レザボア・ドッグス』
3.「どれも別れた元カノみたいなもの……」
 『トゥルー・ロマンス』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
 『フロム・ダスク・ティル・ドーン』
4.「このキャラクターたちはいつまでも
 お喋りをやめようとしないんだ……」
 『パルプ・フィクション』
5.「向こうから俺に忍び寄ってきたような感じだね」
 『フォー・ルームス』『ジャッキー・ブラウン』
6.「自分の事をアメリカ人映画作家だと
 思ったことなんて一度もないよ……」
 『キル・ビル Vol.1』『キル・ビル Vol.2』
7. 「スラッシャー・ムービーは正統派さ……」
 『グラインドハウス』
8. 「とにかく奴をぶっ殺しちまえ」
 『イングロリアス・バスターズ』
9.「命は安く、クソみたいに扱われ、
 バッファロー・ニッケル(5セント)の価値しかない」
 『ジャンゴ 繋がれざる者』
10. 「まるで一度も時代映画を作ったことが
 ないような気分にさせられるよ」
 『ヘイトフル・エイト』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』


略歴
【著者】 Ian Nathan(イアン・ネイサン)
イギリスで広く知られる映画ライター。本書以前には、リドリー・スコットの名作『エイリアン』の歴史について著したベストセラー『エイリアン・コンプリートブック』『スティーヴン・キング 映画&テレビ コンプリートガイド』(以上、竹書房)をはじめ『ティム・バートン 鬼才と呼ばれる映画監督の名作と奇妙な物語』(玄光社)、『魔法への招待:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』メイキング・ブック 』(ハーパーコリンズ・ジャパン)など、計8冊の書籍が出版されている。
世界最大の映画雑誌「エンパイア」の編集者およびエグゼクティブ・エディターをつとめた後、現在は寄稿編集者として引き続き同誌に貢献している。他にも「タイムズ」紙、「インディペンデント」紙、「メイル・オン・サンデー」紙、「カイエ・デュ・シネマ」誌、スカイ・アーツ・チャンネルのドキュメンタリー・シリーズ「ディスカバリング・フィルム」などに定期的に貢献している。

【訳者】 吉田俊太郎(よしだ・しゅんたろう)
英国と日本を頻繁に行き来しながら主に映画・映像とライフスタイルの両分野で翻訳活動をしている。訳書に『物語のひねり方』、『空想映画地図[シネマップ]』、『映画の瞬き[新装版]』、『ストーリーの解剖学』、『あるミニマリストの物語』、『minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』、(以上、フィルムアート社)、『習得への情熱 チェスから武術へ』、『映画もまた編集である ウォルター・マーチとの対話』(以上、みすず書房)など多数。

【著者紹介】
イアン・ネイサン : イギリスで広く知られる映画ライター。世界最大の映画雑誌「エンパイア」の編集者およびエグゼクティブ・エディターをつとめた後、現在は寄稿編集者として引き続き同誌に貢献している。他にも「タイムズ」紙、「インディペンデント」紙、「メイル・オン・サンデー」紙、「カイエ・デュ・シネマ」誌、スカイ・アーツ・チャンネルのドキュメンタリー・シリーズ「ディスカバリング・フィルム」などに定期的に貢献している

吉田俊太郎 : 英国と日本を頻繁に行き来しながら主に映画・映像とライフスタイルの両分野で翻訳活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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Book Meter Reviews

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  • Sam

    タランティーノの映画の特徴のひとつは配役の妙だと思う。「パルプ・フィクション」でのトラボルタはもちろん、びっくりするような端役ながら実にいい味を出すデニーロやブルース・ウィリス。最高にカッコいいユマ・サーマンやパム・グリア。本書を読むとタランティーノがいかに慧眼であったかよく分かる。もう一つ、本書は評伝ではあるが、スチール写真やオフショット、ポスター(もちろんどれもカラー)もふんだんに載せられていて、(正直本文がなくても)見てるだけで楽しめる。満足。

  • ぐうぐう

    デビュー前のビデオ・アーカイブス時代から、最新『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』まで、タランティーノの映画史を網羅する評伝。とは言え、『スティーヴン・キング 映画&テレビコンプリートガイド』の著者であるイアン・ネイサンらしく、深掘りした評伝ではないので、実に読みやすい。ビデオ・アーカイブス時代には『ナチュラル・ボーン・キラーズ』や『トゥルー・ロマンス』の脚本、あるいは『パルプ・フィクション』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の原案を書いていたタランティーノが、(つづく)

  • fritzng4

    90年代に映画を見始めた者として、タランティーノの影響は多大だ。たぶんリアルタイムで映画館で見たのは『ジャッキー・ブラウン』が最初なのだが、それまでの数年間はレンタルビデオでタランティーノという名を気にして、一喜一憂しながら関連作を見ていた。それもあってか当時の興奮が蘇る前半が面白かった(実際に90年代までで半分強のページが割かれている)。研究書ではなくバイオグラフィ的な読み物で、写真もふんだんに使われていて読みやすい。それが故に物足りない部分もあるが改めてタランティーノを捉え直すには最適。

  • Stair512754

    こういう本は一気に読もうとすると、ちょっとしんどいので、たまに好きな頁だけとか、パラパラめくるだけでゆっくり楽しむのがよろしいな 『ジャンゴ』の主役、ウィル・スミスがやってたかも!?なんて考えるだけで楽しくなるわあ

  • たんかともま

    タランティーノの典型的なテーマが、プロの仕事、忠誠、裏切り、人種、暴力の報いと書かれていて納得。彼は様々な映画のジャンルをミックスしつつ、自分の色にし、噛み砕いて発表できる監督だと感じる。今まで何本映画を見てきたのか気になる。順風満帆かと思いきや、自分が監督したかった脚本を手放していたり、批評でボロクソ言われたり、映画スターの夢を手放せず出演するもイマイチだったり、案外失敗も多いことを知った。映画や撮影風景がカラーで入りつつ、すべての作品の解説文があるのも嬉しい。自信家かつキャスティングの才もあると思う。

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