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太平洋の試練ガダルカナルからサイパン陥落まで 上

イアン・トール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163904238
ISBN 10 : 4163904239
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミッドウェイ海戦からわずか二カ月で、本格的な反転攻勢に出る。その第一歩はガダルカナル。そう主張するキング提督に、マッカーサーは反対する。太平洋における艦隊戦力はまだ日本優勢。早すぎる攻勢は味方を危険にさらす…。が、8月7日、日本がまったく予想もしていなかった海軍と海兵隊による上陸作戦が始まる。それは、戦争史上初めての、陸海空が連携して死力をつくす戦いだった。日米戦争を両海軍の視点から描く三部作の第二作。

目次 : 序章 ソロモン諸島をとる/ 第1章 ガダルカナルへの反攻/ 第2章 第一次ソロモン海戦/ 第3章 三度の空母決戦/ 第4章 南太平洋で戦える米空母はホーネットのみ/ 第5章 六週間の膠着/ 第6章 新指揮官ハルゼーの巻き返しが始まった/ 第7章 山本五十六の死/ 第8章 ラバウルを迂回する

【著者紹介】
イアン・トール : サンフランシスコ在住の海軍史家。2006年の『6隻のフリゲート艦アメリカ海軍の誕生』(ノートン社刊、未訳)で数々の賞を受賞してデビュー

村上和久 : 1962年、札幌生まれ。早稲田大学文学部卒。海外ミステリの編集者をへて、翻訳家に。ミステリ以外に、軍事ものの翻訳をその豊富な知識から得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    前の真珠湾からミッドウェーまでのものが面白かったのでトライ。ガダルカナルはまさに分水嶺だった。アメリカ海兵隊がおそるおそる飛行場を奪い、当初日本の反攻を恐れていた様子が分かる。しかし日本はそのアメリカをあまりに過小評価しすぎていた(陣地戦で守る方が有利という当然のことすら考慮しないお粗末さ)のが敗因で、その背後には正確な情報を入手しようという姿勢の差、そしてベテランパイロットを大切にしない(これは以前NHKの番組でも指摘されていた)点など。精神主義に偏りながら肝心の生きた人間を粗末にしたことが首を絞める。

  • ふぇるけん

    アメリカ側から見た太平洋戦争の第2弾。前作はミッドウェーまでだったので、今回はガダルカナルを中心に。イメージでは、ミッドウェー以降はアメリカが日本を圧倒しているイメージだったが、本書を読んでみるとミッドウェー直後あたりはアメリカ側も苦しい台所事情の中でやりくりしていた。日本もところどころ戦術的勝利を得ていたが、その代償として多数の熟練パイロットを失い、地上戦では兵站の不足を精神力で補おうとする無謀な戦略で屍の山を築き、却ってアメリカ側の士気を高めてしまった。

  • ロッキーのパパ

    評価は★★★☆(満点は★★★★★) ミッドウェーで大敗したけど、太平洋での日米の戦力差はまだ均衡していた。なので、個々の戦いは接戦を繰り広げていた。ただ、徐々に日本が戦略的に負けていく感じが伝わってくる。また、ガダルカナルはアメリカにとっても「餓島」であったことは印象的だった。 本書の最後に日米の物量差の象徴となるエセックス空母が登場した。アメリカのワンサイド・ゲームの始まりか。

  • 蜻蛉切

    三部作と銘打ったシリーズの第二弾前半。 ミッドウェイ直後からガダルカナルをメインにしたソロモンでの消耗戦を描いている。 日本側から見る際についつい「物量」のみに着目して、さも連合軍サイドが余裕のある戦いを展開した様に見がちであるが、内実はかなり厳しい。 ギリギリの戦いであったのだという事がよく分かる。(システムがうまく稼動せず四苦八苦している) しかしながら、やはり軍隊を運用するに当たっての「思想」には格段の違いがある。 持てる側が、物も人も「大事に」使おうとしているのに対し、持たぬ側がそれらを使い捨てに

  • デューク

    「山本を殺すのは賢明だろうか?彼は明らかに戦争に負ける仕事を立派にこなしている」。この巻はガダルカナルの死闘と、山本五十六の暗殺、ソロモン諸島への反攻作戦まで。 ミッドウェイで敗れたりとはいえ、南太平洋では互角以上の戦いぶりを示し、幾度も米軍を追い詰める日本軍。だがガダルカナルを巡る両軍の死闘は消耗戦に陥る。それは圧倒的な生産力をもつ米軍にとって、望むべくもない戦い方であった。ローズヴェルト、ニミッツ、ハルゼー、マッカーサー、などの人物の新たな解釈も興味深い一冊

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