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水の革命 森林・食糧生産・河川・流域圏の統合的管理

イアン・カルダー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806713593
ISBN 10 : 4806713597
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「緑の革命」から「水(青)の革命」へ世界の水危機を乗り越えるために、水資源・水害・森林・流域圏を統合的に管理する新しい理念と実践について詳説。日本の事例を増補し、原著第2版、待望の邦訳。森林と水に関する諸説を検証し、土地利用と水循環、利用可能な地表水・地下水量推定の新しい手法、経済開発・環境保全・社会的公平性・持続可能性を両立させる政策、流域圏での土地・水資源の適切な配分の枠組みを解説。

目次 : 序章 革命/ 第1章 新たな理解―土地利用と水の相互作用/ 第2章 森林と水―神話と俗説/ 第3章 水資源と「制限」概念―蒸発散量を推定する総合的アプローチ/ 第4章 新たな理念/ 第5章 政治、権力、犠牲/ 第6章 水資源をめぐる対立/ 第7章 統合的土地・水資源管理(ILWRM)

【著者紹介】
イアン・カルダー : 1945年イギリス、ノーザンプトン生まれ。リーズ大学でPh.D.取得。イギリス、ニューキャッスル大学土地利用水資源研究センター所長。専門は、土地利用・水資源管理。水資源問題や「青の革命」に関する認識は、マラウィ政府の水資源担当主官やイギリス海外援助庁(現・国際開発省DFID)の水利専門顧問を歴任するなど、物理学者でありながら森林・水利科学分野で活動してきた経験によって培われてきた。電子ジャーナル“Land Use and Water Resources Research”(土地利用と水資源研究)の管理編集者も務める

蔵治光一郎 : 1965年東京都生まれ。東京大学大学院修了。博士(農学)。マレーシア・サバ州森林研究所員(青年海外協力隊員として派遣)、東京大学助手、東京工業大学講師を経て、東京大学愛知演習林講師。専門分野は森林水文学、地域森林の自治、河川・流域ガバナンス

林裕美子 : 1959年兵庫県生まれ。信州大学大学院修了。1996年からフリー技術翻訳者として活動を始め、現在、HAYASHI英語サポート事務所運営。専門分野は生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    水源の価値を再認識しているので、本書が目に留まった。2005年初出。21Cは水の世紀(B頁)。日本はTPPを抜本的に考え直した方がよい。なぜなら、「日本は食糧を輸入することで、仮想水、バーチャル・ウォーターを大量に輸入していることになり、輸出元の国の水資源に負担をかけている」からである(D頁)。国際協力どころか途上国の足を引っ張っている認識を先進国としてもっているか? 図解やデータも豊富で説得力がある。地球環境問題の本としても通用する。西洋以外の文化圏では、水は商品以上に霊的力をもつ物質(89頁)。

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