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ラグジュアリーコミュニズム

アーロン・バスターニ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909237439
ISBN 10 : 4909237437
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

議論必至!イギリスの人気論客による初の著作、待望の翻訳。

目次 : 第1部 楽園のもとの混沌(大いなる無秩序/ 三つの断絶/ 「完全自動のラグジュアリーコミュニズム」とは何か?)/ 第2部 新たな旅人たち(完全な自動化―労働におけるポスト欠乏/ 無限の動力―エネルギーにおけるポスト欠乏/ 天空の掘削―資源におけるポスト欠乏/ 運命を編集する―老いと健康におけるポスト欠乏/ 動物なしの食物―栄養におけるポスト欠乏)/ 第3部 楽園の発見(大衆からの支持―ラグジュアリー・ポピュリズム/ 根本原理―新自由主義との決別/ 資本主義国家の改革/ FALC―新たな始まり)

【著者紹介】
アーロン・バスターニ : ジャーナリスト。Novara Mediaの共同創設者・編集主任。ロンドン大学にて博士号取得。ニューメディア、社会運動、政治経済など研究分野としてVice、Guardian、London Review of Books、New York Timesなどに執筆、BBCやSky Newsでコメンテーターとして出演

橋本智弘 : 一橋大学言語社会研究科博士課程在学中。1986年東京都生まれ。ケント大学英文科修士課程修了(MA in Postcolonial Studies)。専修大学、明治大学で非常勤講師。専門は、ポストコロニアル理論・文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayan

    読了後に斎藤幸平と本書の議論を知るに至ったが、それは放置する。資本主義社会に代わるべき社会の在り方の提示を本書は試みる。テクノロジーを基軸に展開する議論は、まるでWIREDの特集記事のよう。フリー経済に触れ昨今の技術革新を個人の幸福と集団連帯に向け協働的富(BI)を備えた社会は万人が贅沢を享受できる=ポスト資本主義と言う。描く世界は美しい。しかし資本家がそうすべき動機を巡る議論は少し抽象度高く消化不足。とは言え、著者が素朴政治と言うF・フクヤマの神話を信じる政治家のそれと著者の仮説対比議論は興味深かった。

  • Mc6ρ助

    『新自由主義との決別は、民営化と外注化の機械の電源を落とすことから始めねばならない。・・公的所有や説明責任をうわべだけ取りつくろいながら、民間企業に利得を流し込む・・労働者はより貧しくなり、サービスの質は低下した。・・地域社会からは地域の富やノウハウが流出した。(p275)』住宅、交通、教育、医療、そして情報の五つの分野でのUniversalBasicService、平成の鬼平の医療、社会保険を潰して一人七万円のBasicIncomeよりまとも、著者は資源は無限というが再配分実現への道筋が課題に見える。

  • よしあき

    非常に示唆的で興味深かった。 情報処理やDNA操作技術、気候変動などにより、第三次革命的なものが進行しつつあり、贅沢な共産主義に向かうべきという著者の考えも大筋理解できた。 イデオロギッシュな部分より、技術革新が世界にもたらしつつある未来を書いた第二部がおもしろく読めた。 後書きで訳者がこの本に対する代表的な批判も簡単に書かれている。

  • Tom

    斎藤幸平の本で批判されていたので興味を持ち、読んだ。現在ある経済や環境の問題は、将来の技術革新によって「逃げ切る」ことができる。それらを証明する最新技術の紹介は興味深かった。ユニバーサル・ベーシック・サービス(UBS)というインフラへのアクセスの公共権の導入によって貧困を解消する。金を配るベーシック・インカムは中途半端にやると効果が薄く、徹底するとコストがかかりすぎるので×。科学技術で解決できるとするのは楽観だし、どうせ実現しても金持ちが全部巻き上げるだろーなー。UBSの論理は面白いな。加速主義。

  • endormeuse

    「自由、贅沢〈ラグジュアリー〉、ポスト欠乏の追求」、すなわち労働や欠乏を超越したラグジュアルなコミュニズムという構想は、清貧を説く脱成長戦略などに比べれば資本主義リアリズムの超克の見通しとしておおいに共感できるものの、それはつまるところ資本主義の精神と伴走することでしかなく、資本が駆動する際限のない欲望の原理とその帰結に対してどこまで差異化をもたらすことができるのだろうかという気もする。

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