アーネスト・ヘミングウェイ

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勝者に報酬はない / キリマンジャロの雪 ヘミングウェイ全短編2

アーネスト・ヘミングウェイ

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102100110
ISBN 10 : 4102100113
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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特に「最前線」などの戦争ものについては ...

投稿日:2021/04/10 (土)

特に「最前線」などの戦争ものについては 世代の問題だろう、私にはちょっとわからなかった。 しかし 清潔で、とても明るいところ や 世の光 などの 戦争を描いていない短編については やはり凄く上手だし、響くものがあった。簡潔な文体なんだけど けっして浅くない。軽くない。不思議な作品。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちびbookworm

    ★2.5.パリからキー・ウェスト(地図で見ると、ほぼキューバ。アメリカの中の南国)に住居を移した頃の短編集。◆ほとんどが暗いし、戦争体験や男女のもつれの一部分を記した短編たちはあまり好みではない。◆「父と子」「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」は○。後者はサファリ狩猟体験をもとにしたもの(「ライオン」へのイメージは、当時と今でまるで違う。今は犯罪の可能性もあるし、大バッシングを受けるだろう。)。死や夫婦崩壊を暗示させるものが多い。◆「キリマンジャロの雪」も名編とは感じなかった。

  • シナモン

    「キリマンジャロの雪」のみ読了。死の間際に浮かびくる過ぎ去った人生の断片。自分は人生の最期にどんな場面を思い浮かべるのか。読書会の課題本。ヘミングウェイとかハードル高すぎてなかなか手を出せない。結局、読書会には行けなかったけど読む機会をいただいて感謝。 読めて良かった。

  • NAO

    短編集『勝者に報酬はない』は、その題の通り全作品に虚無感が漂っている。「嵐のあとで」は、素材は違うものの『老人と海』と全く同じ内容。人には不運がついてまわるというのはヘミングウェイの持論だったそうだ。『フランシス・マカンーバーの短い幸福な生涯』と『キリマンジャロの雪』は、作者のサファリ体験をもとにした話。『キリマンジャロの雪』では、ちょっとしたケガをちゃんと治療しなかったために壊血症になった主人公が自分の死を予感する心理が細やかに描かれている。

  • カザリ

    再読したけれど、おもしろくはないなと思う。昔はすげ〜、がっこいい文体だ!と思ったものですが。。ヘムよりもじつは訳者さんの高見さんが大好きです。トマス・ハリスとか、バリウッドとか、大好きな作家を訳していらっしゃいますが、むしろ高見さんが訳しているから面白くなったんじゃないかなと思いました。バナナフィッシュで出てきたキリマンジャロのトラ?から派生して再読。

  • 帽子を編みます

    順番に読んでいき悪くはないのですがしっくりはこない、と思っていましたが、『キリマンジャロの雪』に魅了されました。5行のエピグラフがまず良い、これだけでいくつもの小説の題材になりそうです。主人公、この死にゆく作家、もはや痛みも感じず、振り返るのみ、あれもこれも、やれば良かった、書きたかった。パートナーへの理不尽な侮蔑混じりの感情も、読者にはキツイですが、もう生きることが出来ない自分への苛立ちが綴る言葉。字体を変えて述べられる小説の題材、彼の長編小説のあれこれを想いますが、純粋に読んでみたいと刺激されます。

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