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ブラックホールを見つけた男 下 草思社文庫

アーサー・i・ミラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794221728
ISBN 10 : 479422172X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ブラックホールの可能性を指摘したチャンドラセカールの発見は長い歳月を経て、科学とはまったく別の国際情勢―水爆の開発競争においてふたたび注目を集めることになる。ブラックホールが生まれる際に起こる「超新星爆発」のガンマ線が、核攻撃と混同され、世界大戦を誘発する可能性があるとわかったのだ。ブラックホール研究草創期の科学者たちのドラマを中心に、冷戦時代の軍拡競争がもたらした成果から最新事情まで、天体物理学最大の発見がたどった数奇な歴史を説き明かす。

目次 : 第2部(星の研究をはじめた物理学者たち/ 水爆開発と超新星の研究/ ありえないことが現実に)/ 第3部(姿を現わしたブラックホール/ 「美しいものを前にしての戦慄」/ 心の奥底、ブラックホールの奥底)

【著者紹介】
アーサー・I・ミラー : ロンドン・ユニバーシティ・カレッジ科学史・科学哲学名誉教授

阪本芳久 : 1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • to boy

    1932年、中性子が発見されると原子核物理学、天体物理学がにわかに騒がしくなってきました。やがてチャンドラが理論的に予測したブラックホールに信憑性がでてきて、やっと世界に認められます。この本のわかりにくさはチャンドラの伝記とブラックホールの伝記がごちゃ混ぜになっているからだと気付きました。よく言えば、あれもこれも記述されているが、とにかく読みにくいです。

  • ジョンブリアン

    興奮のスペクタクルはいよいよ終盤へ。天才たちの偉業を目の当たりにすると、己の無力さを痛感する。日々の業務なんかで悩んでいる場合ではないね。人間の脳の想像力の可能性は無限大なんだもん。そして、もっと宇宙を知りたくなる一冊(上下2冊)でした。

  • Mk-2

    物理学会の大勢がそう切り捨てながらも、なおも理論からその奇妙な存在が否定できないもの。それがブラックホールだった。どう計算しても、ある質量を超えた惑星は、その散り際の爆発の際に、光が脱出するのにかかる時間が無限になる、すなわちどんな物体であろうと、光であろうと、一定半径内に接近すれば、脱出不可能なほどの重力をもつ天体というのは、あまりにも理論いや想像から超えた存在だった。彼らがその存在を、実験と理論から証明してなおかつ人々に理解されるのには、一世紀がかかった。その重力に魅せられた男達の奮闘気。

  • Steppenwolf

    E 下巻では最終の14章まで主人公は殆ど登場しない。それはこの競争の激しい業界では若い人しか活躍できないから仕方がない。私は,新たに宇宙物理の本を買い勉強したくなってきた。そんな気にさせるだけでも優れた伝記だったと思う。ただ下巻に注と付録をまとめたことは減点ではあるが内容がそれを補って余りある。なお付録で超新星に触れている。1987年当時のことが書いてある。「カミオカンデの所長O先生はラッキーである」と当時私を指導してくれていた先生から聞かされた。施設の目的外のニュートリノの観測で面目を保てたからである。

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