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戦争の起源 石器時代からアレクサンドロスにいたる戦争の古代史 ちくま学芸文庫

アーサー・フェリル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480098900
ISBN 10 : 4480098909
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

邪馬台国の卑弥呼は「神秘的な巫女」だった? 明治以降に創られたイメージを覆し、古代の女性支配者達を政治的実権を持つ王として位置づけなおす。

【著者紹介】
アーサー・フェリル : 1938年アメリカ生まれ。ウィチタ大学で歴史学を学び、イリノイ大学でPh.D.を取得。ワシントン大学教授。古代軍事史、ローマ史を専門とする

鈴木主税 : 1934‐2009年。翻訳家。翻訳グループ・牧人舎を主宰。ウィリアム・マンチェスター『栄光と夢』(全5巻)で第14回日本翻訳出版文化賞を受賞。訳書多数

石原正毅 : 1940年愛知県生まれ。1963年読売新聞社に入社し、長年、編集局校閲部に勤務する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • isao_key

    本書のテーマを「さまざまな進歩によって戦術的に統合されたアレクサンドロス大王の軍隊が生み出され。それによってナポレオン時代までの近代戦の礎石が据えられて、その形が定まった」ことだと述べている。指揮官としての大王の最も素晴らしい特性の一つは、敵を追跡すべきときと追跡してはならないときをよくわきまえていたことであった。ワーテルローの戦いの2,000年前に戦闘技術を高い水準に引き上げていた。その後、ローマ人が歩兵隊の編制も改善したが、古代の将軍で彼ほど戦闘技術に多くの根本的貢献を成し遂げたものはいないと結ぶ。

  • さとうしん

    古代地中海世界には、先史時代からアケメネス朝ペルシアに至るまでオリエントで形成された高度な「総合戦略」によるものと、古代ギリシアでガラパゴス的に形成された重装歩兵密集戦術を中心とするものの二系統の軍事的発展が存在し、ペルシア戦争以後この二系統が接触を始め、アレクサンドロス大王によって統合されたという古代軍事史の流れを概観する。重装歩兵密集戦術の単純さや問題点を承知しながらも変えられなかったというのは、現代の我々も別の分野で似たような問題を抱えているのではないかと考えさせられる。

  • MUNEKAZ

    先史時代から「戦争」を説き起こし、それが連綿と進化を遂げた中東と、暗黒時代による断絶を経て「重装歩兵」を生み出した古代ギリシャの対比、そして両者を統合したアレクサンドロスまでを描いた一冊。古代ギリシャに対する厳しい評価が印象的で、騎兵や軽装歩兵を活用したペルシャ軍に比べれば、「重装歩兵」というのがガラパゴス化した存在であるのは興味深い。日本だと民主制と絡めて評価されることの多い古代ギリシャの軍隊も、軍事面だけ見ればこういうものなのだろうか。アレクサンドロスを中東の軍事史の中で捉えた内容で刺激的。面白い。

  • Hiroshi

    古代近東及びギリシャの戦争を見ていく本。近代に鉄道やライフル銃が発明される迄は、移動は馬が一番早く、マスケット銃は弾込めに時間がかかり投石機の方が脅威になりうるので、最近まで戦争は古代に完成した戦略・戦術を基本としていた。だから最後にワーテルローをアレクサンドロスが戦った場合を想定してナポレオンと比較する。アウストラロピテクスやホモ・エレクトゥスが好戦的であったという証拠はない。新石器時代の人骨に鏃が刺さっているものが戦争のあった証拠になる。古王朝のエジプトは戦争で勝って統一したことを化粧板に残している。

  • ごん

    純粋に軍事技術の進歩の歴史(東洋を除く)についての著作です。ギリシャが何故、命懸けのおしくらまんじゅう戦術の重装歩兵による戦に固執したのかについて作者の答えは「知恵がなかったから」。身も蓋もないです。その後、ギリシャもペルシア戦争などの戦いの中で軍事技術を進化させ、ギリシアの辺境に位置するマケドニアのアレクサンドロスが軍事技術の頂点を極めることになるのですが、やっぱりアレクサンドロスはやばい天才ですね。東洋から近世まで見てもこれだけの軍事的天才は見当たらないです。

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