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出世ミミズ

アーサー・ビナード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087460186
ISBN 10 : 4087460185
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ランドセルとは、もしや動物の学名か?アメリカにも天狗はいるのかしら?出世魚の英語版は、ひょっとしてミミズ?―自転車で東京をめぐりながら、アメリカ生まれの日本語詩人は問いかける。習字教室に通って小学生と席を並べ、パン屋のおばあさんといっしょの短歌会に入る。みずみずしい視点と愉快な驚きにみちあふれた著者初の文庫オリジナル・エッセイ集。

目次 : 1 トムのランドセル(花疲れ/ キュウリ魚 ほか)/ 2 ビッグな話(「からゆき」のおサキさんと「JAPANゆき」のぼく/ レールを感じさせない、宮柊二の短歌列車(一九九六年) ほか)/ 3 ままならぬ芝生(ままならぬ芝生/ ロバの耳に ほか)/ 4 ネズミ巡り(マエストロとイルカ/ エリオットと菅原とビュビュ・ド・モンパルナス ほか)

【著者紹介】
アーサー ビナード : 1967年米国ミシガン州生。コルゲート大学英米文学部卒業。1990年に来日し、日本語での詩作、翻訳を始める。詩集『釣り上げては』で中原中也賞受賞。『日本語ぽこりぽこり』で講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    アーサー・ビナードさんの日本語によるエッセイ。翻訳ではなく、あくまで御本人が日本語で書いている。外国人に対して(ただし、アジア人には言わないだろうが)、「日本語がお上手ですねえ」などという域をはるかに超えたもの。あなたに謡曲が謡えますか?あなたに歌が詠めますか?彼、ビナードさんはこれらを易々とクリアーするのだ。日本語の語彙にしても「ヒサカキ」なんて知っていますか?本書を読むと、彼の思考がまさしくグローバルなそれであることに気がつく。英語と日本語の垣根を越えると、そこに新たな世界が開けるのだろうか。

  • kinkin

    タイトルが面白い。どんな意味なのかは読んでのお楽しみ。アーサー・ビナードという人はすごく日本語が堪能で私なんかよりずっとボキャブラリーが豊富だ。その豊富さが逆に日本語の文章として悪い意味ではない違和感を感じる。多分日本人が外国に行ってネィティブの人が普段使わないような分厚い辞書に載っている言葉を使うことに似ているかもしれない。エッセイはどれも今まで気づかなかった視点で書かれているものが多い。特に眠りと夜行バスのことを書いた「ノクターン」という話がとても好きになった。

  • ふろんた2.0

    日本人より日本語を知ってるといっていいほど言葉に対する造詣が深いエッセイ。母国語が英語なので、日本人にはない着眼点が面白い。

  • 海恵 ふきる

    アメリカ人のアーサー先生は、日本語を学んで15年でこれを著した。日本人も知らない古風な言葉がわんさか使われている。ぼくのように外国語を専門的に学んでいる人間は、こういう本を読むと身が引き締まる思いがする。しっかり勉強すれば、異国語でも自分の文体というものを持つことができるのだ。母語話者たるぼくは、異国語を学びながらも日本語にももっと卓越していかなければ。みずみずしい好奇心に溢れた文章だった。俳句や短歌や書道、ひいては謡など、興味のわいた事柄は異国の地であってもどんどん挑戦していく姿勢はぜひ見習いたい。

  • ごへいもち

    「日々の非常口」に比べるとちょっと…

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