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英国幽霊屋敷譚傑作集 創元推理文庫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488584108
ISBN 10 : 4488584101
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

英国では奇妙なことに幽霊が居着いている物件ほど高く評価される傾向にある。殺人や凶事が起きた建物を巡るツアーも人気を博し、現在でも幽霊は英国人の「親しき隣人」として敬意を払われている。領主屋敷、廃城、農場屋敷など、様々な建物に現われる怪異を描いた13編を集成する本書には、ゴシック譚から推理小説風の逸品、ゴーストハントもの、変わり種としては灯台の幽霊話などバリエーション豊かな逸品を収める。本邦初訳作多数。

【著者紹介】
夏来健次 : 1954年新潟県生まれ

アンドルー・ラング : 1844‐1912。スコットランド出身の著作家・人文学者。詩・小説・随筆・評論・翻訳・民話収集・民俗学・心霊学等々守備範囲は多岐にわたり、多能多作の碩学として世界的に名高い

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    イギリスといえば幽霊屋敷。というわけで古典的なヴィクトリアンゴーストストーリーイン幽霊屋敷のアンソロジー。現在のホラーに慣れた目から見れば冗長で牧歌的に感じられるが、こういうのが好きな好事家には堪らない作品がセレクトされている。基本的に屋敷に住み着いた幽霊との邂逅が描かれているが、そこからの展開が千差万別。無事幽霊を昇天させる作品あらば理不尽な目に合う作品ありで、幽霊屋敷という決まった格式の中にもかくも豊穣な沃野があるというのを再確認させてくれる。忘れがたいのはやはりドイル。一風変わった作風で本当楽しい。

  • sin

    タイトル通り英国の幽霊屋敷譚傑作集であるが、屋敷の構造になぞらえて各作品を配置する趣向がなされているので、読者はそれぞれの戸口に立って幽霊譚に遭遇する。英国では由緒ある屋敷に幽霊は付き物のようだが、大抵の物語の当事者は科学的な観点から物事を判断出来る理知的な人物のようで⋯「幽霊だって?」笑いながらそう声をあげるように懐疑的だが、その態度自体読者に幽霊と云う存在の信憑性を印象づけるテクニックに過ぎないので、いざ怪異に遭遇した後を含めて、話は代わっても当事者たちを類型的に感じさせてしまうように思えてならない。

  • くさてる

    ヴィクトリア朝の英国を舞台に掻かれた幽霊屋敷ものアンソロジー。いかにもヴィクトリア朝の英国の怪奇譚で、どれも違う作家の作品で展開もそれぞれなのに、古めかしく優美な雰囲気は共通していて、そこが良かった。と思っていたら、最後のコナンドイルだけ現代的なユーモアがあふれていてそこが良かった。こういうところが現代でもドイルが読まれている理由かなあと思ったりしました。

  • maja

    19世紀ヴィクトリア朝の英国を舞台にした英国幽霊屋敷譚傑作集13篇。趣のある屋敷を巡り読み進んで最後に置かれたコナン・ドイル「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」には思わず笑った。カントリーハウスを舞台としたアンドルー・ラング「奇談の屋敷」、J.E・プレストン・マドックの二屋敷「バロカン屋敷の幽霊」「ライスリップ僧院屋敷の幽霊」。チャールズF・F・ウッズ「岩礁の幽霊灯台」等などがよかった。

  • 翠埜もぐら

    幽霊話・恐怖話が好きなのですが、ビクトリア朝の古色蒼然とした「屋敷」での話が一番好きなのかもしれません。妙な言い回しですが、一番安心して読んでいられる。幽霊話は因果応報がつきものですが、山中だったり船だったりだと逃げられない。「屋敷」だととりあえず逃げ出せば何とかなる?アクティブではないむしろそこに囚われているパッシブな幽霊達。でもたまに幽霊ではなく詐欺師も出るのね。「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」ドイルのこう言うユーモアって好きだわぁ。

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