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プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年

アン ウォームズリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314011426
ISBN 10 : 4314011424
Format
Books
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

読書会運営に関わったカナダ人ジャーナリストによる胸に迫るノンフィクション!彼らが夢中になっているのはもはや麻薬ではなく書物なのだ。囚人たちの読書会。

目次 : 墓地でのウォーキング/ 約束は守られた『スリー・カップス・オブ・ティー』/ あなたは正常ですか?『月で暮らす少年』『夜中に犬に起こった奇妙な事件』/ Nで始まる差別語『ニグロたちの名簿』/ きれいな朝焼けは看守への警告『かくも長き旅』/ 夏に読んだ本/ 読書会という隠れ蓑『ガーンジー島の読書会』/ グレアムとフランクの読書会『サラエボのチェリスト』/ この環境に慣らされてしまったのさ『戦争』/ 虐待かネグレクトか『ガラスの城の子どもたち』〔ほか〕

【著者紹介】
アン ウォームズリー : 「グローブ&メール」「マクレアンズ」などに執筆するジャーナリスト。全米雑誌賞を四度受賞したほか、カナダ・ビジネス・ジャーナリズム賞、およびインターナショナル・リージョナル・マガジン賞を二度受賞している。初めて読書会を作ったのは九歳のとき。現在は家族とともにトロント在住

向井和美 : 京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家。外国文学を読む読書会に20年ほど前から参加し、司書をつとめる中高一貫校では高校生たちの読書会のオブザーバーもつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょき

    刑務所の中で受刑者らで同じ本を読み、その感想を読書会で話し合う。様々な犯罪を犯してきた彼らは読書を通じて自己を振り返り行いを正し社会へ復帰していく。本そのものは、その読書会で取り上げた本とその読書会の様子を繰り返すだけで特にドラマラスな局面もなく単調で退屈な面もあったが、色々と興味を引く小説も登場した。自分自身「読書会」をする相手もおらず、本の内容について語り尽くすパートナーもおらず、ちょっと寂しくかつ羨ましくも感じた。中で紹介された本のうちのいくつかは機会があったら読んで見たいと思う。真面目な感想だな〜

  • マエダ

    本書はコリンズ・ベイ刑務所で開かれた一年間の読書会を綴ったものだが、ジェラシーを感じてしまう程に面白そうな読書会である。あらゆる角度から一冊の本についての忌憚なき意見を述べる、人種問わずの濃いメンバー、本を読み込む時間、刑務所と読書会の破壊力は抜群である。

  • Nobu A

    アン・ウォームズリー著書初読。16年刊行。翻訳を手掛けたのは先日読了の「読書会という幸福」著者、向井和美。出合いも当該本から。日本の現状は勉強不足だが、多種多様な人々が営む社会で他者への共感を育むことが可能な読書、そして複眼的な視点を与えてくれる読書会の良さをカナダの刑務所で開催された実話が教えてくれる。簡単ではない。運営費の捻出、課題本選定、ファシリテーターの力量、参加者の協調性等、複数の要因が絶妙に絡み合い起こる現象。出所後再び犯罪に手を染める者もいる現実は厳しいが、社会復帰への教育の大切さを感じた。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    色々、行き詰まっていたアン・ウォームズリー(アニー)は友人、キャロルにコリンズ・ベイ刑務所での読書会に誘われる。過去に強盗に襲われたというトラウマを抱えながら恐る恐る、読書会に参加したアニーを待っていたのは多彩で聡明な受刑者たちだった。やっぱり、読書は人を繋げるのね^^フィクションと映画が好きな私としては受刑者達の言葉が頭に痛くも彼らの読む本に興味をそそられっぱなし。でも映画ネタもあります!彼らの行く末も記されていて安心すると同時にピーターが心配。最初と最後でアニー自身の父への愛が伝わるのも素敵でした。

  • はやしま

    カナダの刑務所内での読書会の記録。課題本に隠れた欺瞞を見透かした者もいて受刑者たちは読み手として興味深くまた魅力的。特異な人生経験故か分析力ある感想があって目が開かれもするが、ややお行儀の良い感想が並んでいる印象も。受刑者たち自身が読書会を活発化させ移籍先の刑務所や仮釈放後に読書会を立ち上げる様には読書(本)が持つ力を感じる。犯罪被害者だった著者が受刑者たちと友人として交流しているのを普通のことのように読み進めたが、読書会メンバーで仮釈放中に罪を犯して刑務所に戻された者もいた。更生の難しさという現実。

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