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フラワ-・ベイビ-

アン・ファイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566013582
ISBN 10 : 4566013588
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

赤ん坊の頃、父親が家を出てしまった過去に悩む少年が、理科で小麦粉袋の赤ん坊を育てることになった。やっかいものの世話をして、少年は理解した。そして、力強く大人への第一歩をふみだす。カーネギー賞受賞作品。

【著者紹介】
アン・ファイン : 1947年、イギリスのレスターシャー生まれ。ウォーリック大学卒業。中学校教師や刑務所教師などを経て、1978年に作家デビュー。現代イギリスを代表する児童文学作家として、高い評価を得ている。主な邦訳作品に、『ぎょろ目のジェラルド』(カーネギー賞・ガーディアン賞受賞/講談社)など。『フラワー・ベイビー』で、2度目のカーネギー賞を受賞している

墨川博子 : 東京生まれ。お茶の水女子大学大学院、ワシントン大学大学院修了。専攻は哲学、教育思想史、比較思想史。専門学校、短大などで教職についたのち、現在はテキサス州ヒューストンで小論文の指導に携わる。一子を得てから子ども向けの本に関心を持ち、『フラワー・ベイビー』が初の児童文学の訳書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アナーキー靴下

    (まず、フラワーって花じゃなくて小麦粉のことなのか、の驚きから始まる)落ちこぼれクラスの男の子達に出された課題は赤ちゃんに見立てた3キロの小麦粉の袋を3週間お世話するというもの。親の立場を味わい育児の大変さを学ぶ、という教師の狙いが目論見通り達成される裏で、いやむしろこちらが本作の主眼だが、父親に捨てられたサイモンにとって、この体験が特別な意味を持つものになる。おかしいのに悲しく、ちょっぴり暴力的だがこの上なく優しく、笑いと同時に涙が、不安と共に安堵が押し寄せるような、とても複雑な、温もりある余韻が残る。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    4Cの生徒たちは悪ガキばかり。彼らに与えられた理科のプロジェクトは、フラワー・ベイビーを3週間育ててくるもの。フラワー・ベイビーとは、小麦粉ぶくろの赤ちゃん、つまり疑似育児を体験するもの。この育てる決まりには規定があって、きっちり守らなくてはならない。主人公サイモンの子育て(小麦粉育て?)がリアルだし、プロジェクトの報告がまるで育児日記のようで泣いてしまいました。自分の子育て(乳児期)を思い出しましたね。児童書ですが大人にもぜひ読んでほしい1冊です。

  • かもめ通信

    書店横断フェア“はじめての海外文学 vol.3”の選書リストに、見知らぬ本を見つけたので読んでみたのだが、これがもうすごく良かった!ジャンルとしては児童文学なのだろうが、誰かの子どもであるあなたにはもちろん、誰かを育てたことのあるあなた、これから親になるかもしれないあなたや、子育てとは無縁だけれどどこかの赤ん坊の声がうるさいと苛ついたことのあるあなたにもお薦め?!

  • タカラ〜ム

    落ちこぼれの悪ガキが集められたクラスに与えられたサイエンス・フェアのテーマは3キロの小麦粉を赤ん坊に見立てた3週間の育児体験。〈フラワー・ベイビー〉と名付けられた赤ん坊に生徒たちは悪戦苦闘する。イライラしてフラワー・ベイビーにあたってしまったり、ベイビーを預かる商売をはじめる生徒もあらわれたりする。悪ガキたちが3週間後にどう変わるのか、それとも何も変わらないのか。児童書ではあるけれど、大人にこそ読んで欲しい作品だと思った。

  • マッピー

    『フラワー・ベイビー』というタイトルを見て、花のように愛らしい赤ちゃんの話かと思ったら、違った。フラワーはフラワーでも、小麦粉の方だった。3キロの小麦粉の袋を赤ちゃんに見立てて、3週間面倒を見なければならない。3キロの袋を抱えて毎日通学するのも大変。それを乗り越えて、親が自分たちを育ててくれた苦労を思い感謝する…なんて話には全然ならなくて、子どもなんて金輪際ほしくないと思う子どもたち。そんな中、サイモンは考え続けた。生後6週間の自分と母を捨てて家を出ていった父親のことを。甘々じゃないのよ、子育ては。

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