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寄せ集め家族

アン・パチェット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104588
ISBN 10 : 4152104589
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1965年、幼いフラニーの洗礼式で彼女の母と警察官の男が恋に落ちたことから、二つの家族は一つになった。二人の母と二人の父、そして六人の子供たちは、それぞれの葛藤を抱えながらも関係を築いてゆく。時に揺らぎ、傷つけあいながらも深く結びつく家族の物語

【著者紹介】
アン・パチェット : 1963年、ロサンゼルス生まれ。サラ・ローレンス・カレッジ創作学科在学中、長篇作品が《パリス・レビュー》に掲載される。1992年にThe Patron Saint of Liarsでデビュー。2001年に発表した第四長篇『ベル・カント』でオレンジ賞、PEN/フォークナー賞を受賞。以降、『密林の夢』(ともに早川書房刊)をはじめ多数の作品を執筆している。2012年、米国《TIME》誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出される。現在はテネシー州ナッシュビルで書店“PARNASSUS BOOKS”を営む

竹内要江 : 翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ

    読み終えた直後に「家族って一体何なんだろう?」と素朴な疑問が思い浮かんだ。この本を最後まで読んだ人は皆同じようなことを考えるのではないか。離婚率の高いアメリカならではのテーマ(表面だけ見るとよくある歪んだ家族もの)でありながら、質素なシナリオの根っこにある人と人との”結びつき”とその強さや脆さは、どの国でもどの時代でも全くの他人事として読めないような、とても普遍的なものだと思う。敢えてセンセーショナルにならないように抑えられた筆致が、尚更に人物同士の結びつきに実体感を与えてくれる。ラストは素晴らしかった。

  • Hiro

    登場人物が多くて、最初は関係を追うのがちょっと大変。でも読むほどにそれぞれの視点や過去が分かってきて、どんどん面白くなった。親の不倫がきっかけで家族がバラバラになり、複雑に絡み合う人間関係に「この先どうなるの?」と夢中で読み進めてしまう。子ども時代の痛みがありながらも、最後には血縁を超えた絆が生まれると信じられる物語。原題は “Commonwealth”。読後感も良くて、面白かった!

  • 本の蟲

    不倫の末、伴侶と別れて結婚したヒヴァリーとアルバート。双方の家庭の2人姉妹、4人兄妹は、図らずも義理の兄妹となる。夏季休暇だけ顔を合わせる6人の少年少女は奇妙な連帯感を育むが…。幼少期の悲劇と機能不全の家族、それぞれの人生模様と歳経た後の和解はいかにも米国受けしそうでNYタイムズベストセラーらしいが、全く刺さらなかった。色々理由はあるが、なんといっても複雑な関係の登場人物が把握できない。どの組み合わせの子供で年長年少がどちらなのか。こういう本ほど登場人物一覧が欲しかった

  • detu

    12/1~11了。新刊棚。読み出し、登場人物が多く、時系列も行ったり来たりで苦労。久し振りに関係図取りながらの読書。やがて絞られてくるが、不倫関係に陥った二家族10人の群像物語。何と言った事件もないのだが、主役といえるフラニーが仕事場で知り合った作家に語った家族の話しが一冊の本となった。成長した6人の子供達と4人の親はバラバラだったが本をきっかけに再び絡み合う事に。何と言った大きな事件がある訳でも無いが、誰にでも起こりうるような日常何でもない毎日。ジワジワとくる本だった。

  • フランソワーズ

    結婚、離婚、引っ越しなど、キーティング/カズンズの一家がそれぞれの人生を生きてゆく上で、ひとつの/いくつもの「共同体」として、緩くも消滅せずに流れてゆく。都度視座を変えながら、時と場所も不規則でありながらも、紡ぎ出される”家族”の物語として、最後まで面白く読めました。→

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