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空の幻像 創元推理文庫

アン・クリーヴス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488245108
ISBN 10 : 4488245102
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
玉木亨 ,  

Content Description

「浜辺で踊る白い服の女の子を見た」そう話した翌日、女性はシェトランドのアンスト島で失踪し、ペレス警部たちが捜索を開始してまもなく死体で発見された。彼女はテレビ番組制作者で、親友の結婚式のため夫や友人と島を訪れていた最中の悲劇だった。彼女のいう“少女”と事件との関わりは…CWA最優秀長編賞の栄誉に輝いた現代英国本格ミステリの名シリーズ、新たな傑作長編。

【著者紹介】
アン・クリーヴス : 1954年、イングランド西部ヘレフォードシャー州に生まれる。86年に長編A Bird in the Handで作家デビュー。99年に開始した女性刑事ヴェラ・スタンホープのシリーズで注目を集める。2006年、『大鴉の啼く冬』で英国推理作家協会(CWA)最優秀長編賞を受賞。現在は英国ミステリ界の第一線で活躍中

玉木亨 : 1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    少女の幽霊を見た女性が殺されるという出だしは興味深く、シリーズキャラクターたちが活き活きと描かれてもいるので、読むのは楽しい。しかし、色々と中途半端でミステリとしては微妙。もともと、警察小説ではあっても、読者が推理に参加出来るタイプの作風ではないが、今作は犯人が明かされる瞬間まで、誰が犯人でも成立しそうな、絞りこみ要素がまったくない構成。しかも終盤になって、結局は真相にあまり関連のない新事実が続々出てきて、蛇足が多い。犯人の設定や動機も前作と被ってしまっており、意外性という面でもイマイチ。

  • 紅はこべ

    ミステリ+ゴーストストーリー+女の自分探し+毒母。英国の親って意外と子供に頼るんだな。ロンドンでなく、島だからこそか。ペレスとウィローはいずれくっつきそうな予感がするけど、その時キャシーにウィローはどう接するんだろう。この作品のテーマでもある複雑な家族関係が、いずれウィローの問題となりそう。自己評価の低かったポリーが、恋人の裏を知り、頼りにしていた親友の一人を失い、一人とは距離を置くことになって、どう再生するか。

  • ケイ

    イングランドから来た女性の言葉「ロンドンの方が安全かもしれない」。その通りだわ。こんな小さな諸島でこれほど事件が起こるなんて。刑事が謎解きをするミステリは安心して読める。特にアン・クリーヴスは丁寧だから。シリーズ最初の4重奏とは異なり、捜査をする人たちが程よく犯人たちを知っている状況であるため、安心して読めるというのもある。サンディがよい感じになってきた。次作も期待。

  • 中原れい

    今回も秘密山盛りだった!それがだいたい、母と子のことにまとめられる気がする。ペレスがシャッキリしてきてるのが嬉しく、それをイライラしながらも待ってる同僚はやさしい^^ 子供が成人した後に親が自分の人生を生きるのは当然という風潮になってても、狭い離島では…とだけにしたくない意思が感じられた。そう、本土でもおんなじよと前作過去作を思い起こして、うまいなあと思うのだ。死ななくてもいい人たちだったよね、でもこれが生き急いだってことになるのかな…。キャシーをフェア島に連れていけたペレスに幸あれ。思いつつ2冊ポチ。

  • ナミのママ

    ペレス警部シリーズ6作目。シェトランド諸島の北に位置するアンスト島が舞台。南北に連なる島に移動するには船で島の南に到着、島内を車で走り抜け、北からまた船に乗るという移動方法。しまなみ海道からとびしま海道への移動を思い出した。ストーリーは結婚式に参列するためにイングランドからアンスト島を訪れた2組のカップル、そのうちの1人の女性の死から始まる。ミステリとしてより、風景や自然描写と、登場人物の葛藤や成長、島の閉塞感や歴史がメインかな。私はその部分が好きでこのシリーズを楽しみにしている。

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