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スリー ルリユール叢書

アン・クイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864883078
ISBN 10 : 4864883076
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

B・S・ジョンソンらと並び、1960年代イギリスで実験小説を発表し、女性であることの困難にも向き合った前衛作家アン・クイン。行方不明の少女が遺したテープと日記帳が夫婦二人の日常を軋ませ、次第に蝕んでいく――作者の自伝的要素も組み込まれた奇妙な長編小説。本邦初訳。

【著者紹介】
アン・クイン : 1936‐73。1936年、イングランドのブライトンで生まれる。1960年代前半から70年代初頭にかけて実験的な小説作品を発表したイギリスの女性作家。B・S・ジョンソンをはじめとする同時代の実験小説家たちと交流をもち、リアリズムを重視する時流に逆らい実験小説を執筆。四作の長編小説(『バーグ』『スリー』『パッセジーズ』『トリップティクス』)と、複数の短編小説を発表した。作品の復刊とともに、近年イギリスを中心に注目を集め、再評価が進んでいる

西野方子 : 静岡県生まれ。イーストアングリア大学大学院修士課程修了、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻にて博士号(学術)取得。現在、東京理科大学講師。専門は二十世紀以降のイギリスの実験文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rinakko

    戦後イギリスの実験文学。行方不明になった少女Sの残した音声テープと日記、Sと共同生活を送っていた夫婦RとLのその後の暮らしが交互に語られる。音声テープの内容などは、断片的でわかり難くて偶然のように並ぶ言葉のところどころが美しい。Sの不在を抱え込んだRとL、欺瞞と妥協で互いを繋ぎとめていただけの2人の不協和音がじわじわと高まる。いつも受け身だったRと、どこか皮肉に夫婦を観察していたS。ルースがSを羨みつつ憐れんだように、Sもルースを救いたかったのだろうか。(その波紋をなかったことにしてこの先もRとLは…)

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