アンブローズ・グイネット・ビアス

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筒井版悪魔の辞典 下 完全補注

アンブローズ・グイネット・ビアス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062812535
ISBN 10 : 4062812533
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本邦で過去3度にわたる名訳・迷訳を超えて、9年におよぶ難行苦行の末、ついに完訳!筒井康隆、唯一の翻訳書を上下2巻で完全文庫化。下巻はM〜Z。“ビアスの笑いは根底に憎悪や嫌悪感を持つ苦い笑いである”(「『悪魔の辞典』新訳の悪夢」より)。その辛辣なビアスの世界を、スラップスティックの鬼才はいかに料理し、読者を震撼させたか!?巻末に「日本語五十音索引」付き。

目次 : MACE(職杖)‐MYTHOLOGY(神話)/ NECTAR(ネクター)‐NOVEMBER(十一月)/ OATH(宣誓)‐OYSTER(牡蛎)/ PAIN(苦痛)‐PYRRHONISM(ピュロニズム・絶対懐疑主義)/ QUEEN(女王)‐QUOTIENT(商(割算の答え))/ RABBLE(烏合の衆)‐RUSSIAN(ロシア人)/ SABBATH(安息日)‐SYMBOLIC(象徴的な)/ T‐TZETZE FLY(ツェツェ蝿)/ UBIQUITY(遍在)‐UXORIOUSNESS(妻のろ)/ VALOR(武勇)‐VOTE(投票)〔ほか〕

【著者紹介】
アンブローズ・ビアス : 1842年、アメリカ・オハイオ州に生まれる。小説家、ジャーナリスト。ハイスクール卒業後、新聞社の印刷所で働きはじめる。南北戦争では北軍に加わり、武勲をたてる。文筆で身を立てようと志し、1868年、「ニューズ・レター」紙ではじめた鋭い風刺の時事評論が大評判となる。当代髄一のコラムニストとしての評価を得る一方、小説も発表。1909年から12年にかけて、『アンブローズ・ビアス全集』(全12巻)を自ら編集する。1913年、革命さなかのメキシコへ旅立ったまま消息を絶つ

筒井康隆 : 1934年、大阪市に生まれる。小説家、劇作家、俳優。同志社大学文学部を卒業。1960年、SF同人誌「NULL」を創刊。同誌掲載の「お助け」が江戸川乱歩に認められ、作家活動をはじめる。『虚人たち』で泉鏡花文学賞、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、『ヨッパ谷への降下』で川端康成文学賞、『朝のガスパール』で日本SF大賞、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。1997年、フランス政府よりシュバリエ章、2002年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 活字スキー

    現代人の感覚からすると、悪魔的というよりウザい厨二的コラム集。時と場合を選んでエスプリを効かせられる人は頭が良くてセンスがあると思うけど、何かとこうした陰険で露悪的な「オレは普通と違うぜヤバいぜ」アピールしたがる人は性格の悪い残念な人だと思う。PATRIOT【愛国者】名・全体の利益よりも一部の利益の方が大事だと考えている人。政治家のカモ。SHERIFF【保安官】名・アメリカにおける郡の最高執行官で、その最も特徴的な任務は、悪党をつかまえて吊るすことである。等々。下巻はM〜Z。

  • アズル

    池袋のジュンク堂で取り寄せてもらってから、半年以上。ちびちび読みました。マイブームになっています。

  • やましん

    ゆる言語学ラジオで紹介されていたので購入。上巻から引き続いて尖りに尖った辞典となっている。最早辞典なのかも分からない。例えば「WEAKNESS」では、専制君主たる女性が持っている、もっとも基本的な力。その力で女性は同じ種族のオスを支配し、思いのままに奉仕させるためがんじがらめにして、反抗するエネルギーを麻痺させてしまう、とあり女性諸氏からしてみれば噴飯ものの偏見が記述されているが、全くの間違いにも思えないから笑ってしまう。時代が時代なら出版されなかったであろう。

  • はち

    こんな大著をよく翻訳したなぁ、と言うのが正直な感想。あとがきにもあるように、訳注だけでも相当苦労してるはず。この問題作を翻訳できるのは筒井康隆しかいなかっただろう。ビアスの笑いは確かに暗い。人の暗部をさらけ出すような笑いである。正直、あんまり得意な笑いではない。

  • レートー・タト

    上巻に引き続き、素晴らしい訳だと思う。ただ少し付け足しておくと、上巻にあるビアスの序文を読めば解るように、ビアス自身が甘口のワインよりは辛口を、感情よりはセンスを、ユーモア(諧謔)よりはウィット(機智)をと述べており、筒井氏の訳は、最後に訳業について彼が述懐しているように、笑いを引き起こすためにビアスの意向とは逆方向の態度を織り交ぜていると思われる。原文と見比べてもし何かずれがあると感じるとすれば、それは多少なりともビアスの意向に逆らっている筒井氏の訳業に対する態度のバイアスを感じるということだろう。

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