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黒馬物語 古典新訳文庫

アンナ・スーウェル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334103200
ISBN 10 : 4334103200
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

黒くて美しい馬ブラックビューティ。母馬と牧場で過ごした幸せな仔馬時代、優しいご主人の厩舎での成長や活躍、都会の新たな主人のもとで体験した虐待、見聞きした仲間の馬たちの物語まで、その波乱に満ちた一生を、馬自身の視点から描いた動物文学の名作(小学5年以上の漢字は総ルビ)。

【著者紹介】
アンナ・シューウェル : 1820‐1878。英国ノーフォークで敬虔なクエーカー教徒の家庭に生まれる。14歳で足首に重傷を負ったのがきっかけで両足が不自由となり、移動を馬車に頼る生活を余儀なくされる。こよなく馬を愛し、7年近くかけて執筆した『黒馬物語』を1877年に発表。「馬に対するやさしさ、同情心、理解ある扱いを促すこと」を目指した同作は発売直後から大ベストセラーとなり、近代社会における馬の扱いが格段に改善されるきっかけになった。唯一の著作となった『黒馬物語』は全世界50以上の言語に翻訳され、5000万部以上を売り上げている

三辺律子 : 白百合女子大学大学院修了。翻訳家。東京女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    児童文学の傑作ともされる。できれば吾輩も子供の頃に読んでおきたかった。一方、馬を生き物扱いしない当時の英国社会や黒馬ということで、人種の偏見、さらには女性差別、ひいては社会への告発の意図が思わず知らずあったのかもしれない。労働者の深甚な環境など、児童文学の域を超えている面もある。

  • 星落秋風五丈原

    【ガーディアン必読1000冊】牧場生まれの黒い美しい馬はゴードン家の厩舎で広大で緑豊かな放牧地で仲間達と楽しい時間を過ごしていた。しかしゴードン婦人が病になると、一家は療養のために転地することになり、馬はそれぞれ別の飼い主のもとへ。ここからブラック・ビューティの転変の人生が始まる。ゴードン家よりも雑な扱いをされて体を痛めたり貧しくても優しい辻馬車屋ジェリーのもとで馬車馬として働いたり。最初から人間と共にある人生を歩んできた馬が、野生馬になることはなく、またそのような広い場所もない。馬の人生は人次第である。

  • 還暦院erk

    図書館本。美しい挿絵多数。文体も易しい感じ。第一部は主人公「ぼく」が伸び伸びと過ごしていて周りの人間たちにも恵まれていて「児童文学?上手くいきすぎ?」とか思いつつ読んでいた。まぁジンジャーの思い出話はのっけからシビアなのだが。で、第二部から「ぼく」やジンジャーの境遇が苛酷になっていく…御者も馬丁も悪い奴は悪い。第三部からは御者を残酷に扱う某親方や横暴な客たちまで次々出てきて以下内緒。結末には少しサプライズあり。辛い運命の馬も不幸せな労働者も続出するけど、全体的には善き物語!しみじみ感動した。馬らぶ♡

  • timeturner

    子供の頃抄訳で読んだ時にはブラックビューティーの行く末だけが気になったけど、大人の目で全訳を読むと、馬の苦しみを人々に知ってもらいたい、社会を動かしたいという作者の願いが強く伝わってくる。馬の気持ちを知り尊重しようという気持ちは、人の気持ちを知り尊重することにつながる。労働者階級の人々にも目配りし、貧困、劣悪な労働環境、酒害、戦争など、様々なことを考えさせる内容だった。

  • やいっち

    児童文学の傑作ともされる。できれば吾輩も子供の頃に読んでおきたかった。一方、馬を生き物扱いしない当時の英国社会や黒馬ということで、人種の偏見、さらには女性差別、ひいては社会への告発の意図が思わず知らずあったのかもしれない。労働者の深甚な環境など、児童文学の域を超えている面もある。

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