アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ

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汚れた歳月

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784991288500
ISBN 10 : 4991288509
Format
Books
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

悪夢とエロスが混淆した“奇態なイメージ”が炸裂する、極彩色の「幻象綺譚集」。マンディアルグ、待望の本邦初訳作品。

【著者紹介】
A・P.ド・マンディアルグ : 1909〜1991。フランスの作家。パリに生まれ、母方の故郷ノルマンディで育つ。二〇歳過ぎから写真家のカルティエ・ブレッソンらシュルレアリスム周辺の芸術家と交流。処女作『汚れた歳月』(1943)で作家としての地歩を固め、以後、短篇小説集では『黒い美術館』(1946)、『狼の太陽』(1951)、『燠火』(1959)、『淫らな扉』(1965)、『海嘯』(1971)、『剣の下』(1976)、『薔薇の葬儀』(1983)、長篇小説では『大理石』(1953)、『閉ざされた城の中で語る英吉利人』(1953)、『海の百合』(1956)、『オートバイ』(1963)、『余白の街』(1967)、『すべては消えゆく』(1987)の他、『イザベラ・モルラ』(1974)等多数の戯曲、『望楼』等多数の評論集、『レオノール・フィニの仮面』(1951)、『ボナ、わが愛と絵画』(1971)等の美術論、10点以上にのぼる詩集等、多数の作品を発表。華麗な文体で耽美的、頽廃的な愛と死とエロスを描く大家として知られ、我が国でも生田耕作、渋澤龍彦等多数の訳者によって紹介されている。特に三鳥由紀夫への偏愛は有名で、『サド侯爵夫人』を英訳から翻訳し、1979年には夫人のボナと来日するなど、日本文学への造詣も深い

松本完治 : 1962年京都市生まれ。仏文学者・生田耕作氏に師事し、大学在学中の1983年に文芸出版エディション・イレーヌを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    散文詩風短編小説集。著者の作品は小路を辿る地獄への道行や森で出会った掌大の女騎士、奈落へ至るが如くのエスカレーターなど、どこか沈黙劇を思わせるものが多いのだが、本書を読むと最初期からその作風は確立していたのだなと思わせられる。むしろ一つ一つの物語が短く切り詰められた事によってそれが顕著になっているかも。静謐な絵画を思わせる中にありったけのエロスとグロテスクを詰め込んだ様は人を選ぶだろうが、一度その世界に魅入られたものは決して逃れる事は出来ないであろう。読む地獄、久しぶりに堪能させてもらいました。

  • rinakko

    散文詩風掌篇(コント)集。訳者の言葉によると、散文詩風幻像綺譚集。初期のエクリチュールでも、思いがけない夢想と幻視に眩暈する読み心地は流石だった。とりわけお気に入りは、レオノーラ・カリントン(「騎兵学校」)やレオノール・フィニ(「裁かれる快楽のパサージュ」、愛猫家のフィニを皮肉ったラストも好き)、ボナ・ティベルテッリ(「モーリアック嬢の入浴」)に捧げられた作品など。

  • Mark.jr

    幻想文学の最もコアな部分を会得している作家の一人マンディアルグ。大体この手の幻想文学は筋の抽出が出来ないものですが、本書は2ページ程の短目の作品が多いのもあって、いつも以上にその傾向が強く。自動筆記の散文詩のようにも、見てる風景を描写したスケッチのようにも、身の回りで起きた出来事を記した日記のようにも見えます。しかし、この異常な光景をサラッと書いてしまう軽さが、幻想的表現のまさにキモかと。

  • ふゆきち

    散文詩っぽさもある最初期の短編集。すでにスタイルはできています。装丁も相まっていい雰囲気。

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