アンドレア・エリオット

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Books

誰にも見えない子ども アメリカの大都市で生きるホームレスの少女の記録

アンドレア・エリオット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750518879
ISBN 10 : 4750518875
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【推薦】
●寺尾紗穂さん(音楽家・文筆家)
 「子を守る福祉とは?
 黒人一家の歴史と離散を描き、虐待家庭への介入の在り方を問う労作」

●武田砂鉄さん(ライター)
 「抜け道はどこにあるのか。
 誰が塞いでいるのか。
 塞ぐ手をどうすれば剥がせるのか。」

***

★2022年・ピュリツァー賞受賞★

頭脳明晰で運動神経も抜群の少女ダサニは、妹や弟の世話に追われ、自分の時間を持てずにいた。
だが、全寮制のハーシースクールへの転校を機に、貧困の悪循環から抜け出す道が見えはじめる。

一方、家族は形だけの貧困支援制度や機能不全の児童保護システムに翻弄され、崩壊寸前に追い込まれる。
離れて暮らすダサニは、その苦境に何もできない自分を責め、生活が荒れていく。

黒人たちはなぜ貧困に陥り、抜け出せないのか──。
ニューヨークに生きる少女とその一家に10年密着。歴史的・構造的な要因と福祉制度の欠陥を描き出し、貧困の本質に迫る壮大なノンフィクション。

【著者紹介】
アンドレア・エリオット : ニューヨーク在住のジャーナリスト。チリ移民の母とアメリカ人の父の間に生まれ、ワシントンD.C.で育つ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒業。社会の周縁に生きる人々を長年にわたり取材している「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者で、2007年にピュリツァー賞特集報道部門を受賞した。初の著作である本書が出版されると多くの紙誌で絶賛され、2022年にノンフィクション部門でピュリツァー賞を再び受賞した

古屋美登里 : 翻訳家

齋藤匠 : 1992年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。専攻はアメリカ文学。出版取次会社を経て、現在は出版社に勤務。本書が初めての訳書。古屋美登里 翻訳塾の一期生

藤宗宇多子 : 高知県生まれ。市立横須賀高校卒業。二十代後半にイギリスのトーキーに一年間語学留学し、帰国後、外資系企業に勤務。本書が初めての訳書。古屋美登里 翻訳塾の一期生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

     少女ダサニは、ヤングケアラーだ。祖母、母と義父がいたが、祖母は亡くなり、両親は窃盗や薬の常習犯だ。両親の不在時、長女の彼女が妹や弟の世話に追われ、自分の時間を持てない。当然勉強が疎かになる。それでも頭脳明晰で運動神経も抜群な彼女に、全寮制のハーシースクールへの転校という、ビッグチャンスがもたらされる。貧困の悪循環から抜け出す道が見えはじめたが、家族とは離れる。ケアしてくれる親がわりを失った家族と、生活様式や言葉の端々に、いわゆる白人らしさを身に着けていくダサニの間はぎくしゃくし始める。

  • Go Extreme

    アメリカの貧困と不平等 システムの監視 奴隷制度から現在の貧困 レッドライニング 世代を超えて富を蓄積できない 親化された子ども コード・スイッチング 貧困は個人の問題<システムの問題 知性が不気味なほど優れている ブルームバーグ市長下での住宅政策 児童保護サービスシステム 家族を分断するプログラム 14325件の家族記録 ウェルフェア・クイーン 救うという発想の限界 生存の代償としての監視 支援は懲罰的 世代的貧困の連鎖 黒人女性に対する二重の抑圧 ジェーン・クロウ 超富裕層の奢侈と貧困層の苦悶

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