アンドレアス・ワグナー

Individuals/organizations Page

Books

眠れる進化 世界は革新に満ちている

アンドレアス・ワグナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152103642
ISBN 10 : 4152103647
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生物進化は年中いたるところで起きており、そのうち運良く時機を得たものだけが爆発的成功を遂げる。そして、車輪が何度も発明された末にようやく広まったように、人類のイノベーションにも同様の法則が! 進化生物学が解き明かす、この世界の隠れたルール。

【著者紹介】
アンドレアス・ワグナー : チューリッヒ大学進化生物学・環境学部の教授兼学科長。サンタフェ研究所外部教授。イェール大学で博士号を取得。生物進化におけるロバストネスとイノベーションが専門で、数学やコンピューターを使ったゲノム分析、生命システム分析を得意とする

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 泰然

    革新(イノベーション)は決して一握りの英才実務家の創造や特別な進化の産物ではない。しかし自然科学の歴史は優れたイノベーション自体が種の進化増殖、文化の成功発展に繋がるのではないことを証明する。本書はサイエンス(進化生物学)の知見を通したアハ!の連続。植物の化学戦、病原性微生物の薬剤耐性獲得、遺伝子、タンパク質の鎖の構造、道具を使うようになった動物の学習能力、発明家と社会の時代精神などを通して「世界の隠れた法則性」に迫る。生物学的教養と同時に戦略学的一冊。原題の「眠り姫」は生命賛歌で挑戦者への大声援である。

  • izw

    生物と文化は、いずれもイノベーションが起こり、それが広まることで進化するが、どちらにも「眠り姫」と呼ばれる革新的な変化から急速な普及までに長い間なんの変化も起きないという現象がある。革新は1回生じるのではなく、何回も、あちこちで発生する。それが役に立つ環境に変化するまで、その革新は眠ったままでいる、というのが共通した現象だということを多数の実例を挙げて、論証している。進化生物学者らしい鋭く深い考察だ。数の概念、関係性の把握が、元々あったニューロン回路で実現されるという指摘も興味深い。

  • 黒胡麻

    生物の進化でも人類の文化でもイノベーションはありふれている。たまたま時代の条件とマッチしたものだけが成功し、多くのものが時代に見いだされるまで長い時を眠って過ごす。話題は草の進化から遺伝子、数的思考、類推、ペースメーカー、壊血病、フェルメールまで広範囲におよび飽きさせない。成功できるかどうかは世界次第なので自分ではどうしようもない、過程を楽しめという個人への助言まであるお得な一冊。

  • Go Extreme

    水に書かれし名: 自然の分子創造→人類のテクノロジーまで40億年のイノベーション史 イノベーション+受け入れる環境→はじめて成功 自然: インスタント・イノベーション 長い導火線 分子の高速道路 好ましい振動 遺伝子の誕生 文化: カラスと水差し 数を数えるニューロン 隠れた関係 車輪の再発明 眠り姫ー多くの生命形態が爆発的な成功を収める前にきわめて長い休眠状態 イノベーションに対する見方の転換ー草の進化・成功 自然界におけるイノベーションと人間の文化・技術におけるイノベーションを一貫した視点から考察

  • Ryo Sogawa

    生物の世界のイノベーション、文化的イノベーション双方に共通した発生メカニズムに対する考察。司馬遼太郎の歴史的人物に対する見方とも、外的要因を重視するという点で通じるように思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items