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ISBN 10 : 4532176883
Content Description
「経済成長は資源消費量を増やす」「社会が豊かになれば、自然を壊す」―人間が繁栄すればするほど、天然資源は枯渇し食糧生産は限界を迎えるという予想が、無批判に信じられてきた。だが実際には、予想と正反対のことが起きた。もはや人類と自然界のトレードオフの関係は終わった。資本主義は発展しつづけ、世界中に勢力を拡大しつづけているが、同時にテクノロジーが資源を使わない方向に進歩した。人類は多様なデジタル技術を開発し、消費の脱物質化を実現させた。デジタル技術の進歩により、物理的なモノが、デジタルのビットに取って代わられた。かつて複数機器を必要とした作業は、いまやスマホひとつで事足りる。地球から取り出す資源は減少している。人類は経済成長と資源消費量を切り離すことに成功し、経済の脱物質化へと舵を切った。このすばらしい現象について、なぜそれが可能となったのかを解き明かし、どんな可能性を秘めているのかを記していこう。テクノロジーの進歩、資本主義、市民の自覚、反応する政府―“希望の四騎士”が揃えば人間と自然の両方が、よりよい状況となる。この先の人類が繁栄しつづける道がここにある。
目次 : マルサス主義者の黄金時代/ 人類が地球を支配した工業化時代/ 工業化が犯した過ち/ アースデイと問題提起/ 脱物質化というサプライズ/ なぜリサイクルや消費抑制は失敗するか/ 何が脱物質化を引き起こすのか―市場と驚異/ アダム・スミスによれば―資本主義についての考察/ さらに必要なのは―人々、そして政策/ “希望の四騎士”が世界を駆け巡る/ どんどんよくなる/ 集中化/ 絆の喪失と分断/ この先にある未来へ/ 賢明な介入/ 未来の地球
【著者紹介】
アンドリュー・マカフィー : マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院首席リサーチ・サイエンティスト。MITデジタル経済イニシアティブの共同創設者兼共同ディレクター。デジタル技術がどう世界を変えるのかを研究している。フォーリン・アフェアーズ誌、ハーバード・ビジネス・レビュー誌、エコノミスト誌、ウォール・ストリート・ジャーナル紙などに寄稿するほか、世界経済フォーラム、TEDなどにも登壇している。MITとハーバード大学にて複数の学位を取得。マサチューセッツ州ケンブリッジ在住
小川敏子 : 翻訳家。東京生まれ、慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
投稿日:2021/06/16 (水)
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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にしがき
読了日:2020/12/31
まいこ
読了日:2021/02/04
ta_chanko
読了日:2020/12/15
M
読了日:2020/12/28
朝ですよね
読了日:2023/04/02
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