評伝 ヴァンサン・ダンディ フランス音楽 の礎を築く

目次 : まえがきと謝辞 / ■第一章　祖母の足跡 / ■第二章　「父」フランクと「神父」リスト / ■第三章　結婚とバイロイトの誘惑 / ■第四章　ワーグナー崇拝と中世の鐘 / ■第五章　道徳を支える山の空気 / ■第六章　教義と象徴主義 / ■第七章　禁欲主義と東洋の出会い / ■第八章　スコラ・カントルムの活動 / ■第九章　境界を打ち破って / ■第十章　思想をめぐる闘争とイデオロギーの崩壊 / ■第十一章　老兵は死なず / ■第十二章　地中海の夏 / エピローグ / 主要作品表 / 訳者あとがき / 参考文献 / 註 / 索引

【著者紹介】
アンドリュー・トムソン : １９４４年生まれ。フリーランスの著作家、音楽評論家で、Ｔｈｅ　Ｍｕｓｉｃａｌ　Ｔｉｍｅｓ誌に評論を多数寄稿

新宅雅幸 : １９４９年滋賀県長浜市に生まれる。１９７４年関西医科大学卒業。大学での勤務、ニューヨーク市での留学生活を経て、１９８８年から２０１５年まで大阪赤十字病院に病理医として勤務。定年後、現在は関西医科大学附属病院で非常勤医師として働いている。卒業後一貫して病理診断業務に携わる傍ら、主に神経病理学、婦人科病理学の分野で研究活動を行い、多数の論文を国内、海外の英文雑誌に発表している。中学生時代からのクラシック・マニアで、学生時代には大学の混声合唱団の指揮者を務めた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）