アンドリュー・ウィルソン

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パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生

アンドリュー・ウィルソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863856547
ISBN 10 : 4863856547
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"残された膨大な日記と手紙が公開され
謎のベールに包まれたミステリ作家の全貌に迫る

生まれながらに背徳と残虐、愛への渇望に苦しむ。「愛される」よりも「愛する」を選んだ孤独の女性作家。生誕100年を迎え、いま明らかにされる苦悩と野心、ゆがんだ愛。母親への愛憎のすべては小説作品の中に埋め込まれた――。

ハイスミスが保管していた資料、友人、敵、仲間の思い出、そして強迫観念的な人生の貴重な記録。
ーーFinancial Times紙

力強く、時に美しい伝記であり、1ページたりとも無駄がない。細部の積み重ねにより、20世紀の偉大な作家の忘れがたい肖像を生み出している。
ーーNew Statesman紙

ハイスミスは、彼女のいたずら好きなヒーローと同じように、逸脱した風変わりな人だった。
ーーJ. G. Ballard, Daily Telegraph Summer Reads


トルーマン・カポーティが絶賛した才能
20世紀を代表する作家 パトリシア・ハイスミス
代表作
『キャロル』自らの体験を基に男性作家名で発表したレズビアン小説
『見知らぬ乗客』ヒッチコックによって映画化された長編デビュー作
『太陽がいっぱい』アラン・ドロン主演で知られる名作映画の原作

パトリシア・ハイスミス Patricia Highsmith (1921?1995)
別名クレア・モーガン。アメリカの女性作家。テキサス州フォートワースに生まれるが、生涯の大半をヨーロッパ大陸で過ごし、最終的にはスイスのロカルノで病死する。父親はジェイ・バーナード・プラングマン、母親はメアリー・コーツ。後に母親がスタンリー・ハイスミスと結婚したことにより、ハイスミス姓となる。最初の長編『見知らぬ乗客』がヒッチコック監督に、第三作目『太陽がいっぱい』がルネ・クレマン監督によって映画化され、作家としての地位を確立する。「不安の詩人」と評された彼女の作風はアメリカよりもむしろヨーロッパで先に受け入れられた。またクレア・モーガン名義で自らの恋愛体験をもとにしたレズビアンロマンス小説『ザ・ブライス・オブ・ソルト(後に『キャロル』)』を発表し、こちらもトッド・ヘインズ監督によって映画化された。"

【著者紹介】
アンドリュー・ウィルソン : イギリスのジャーナリスト、小説家、伝記作家。「オブザーバー」、「デイリー・テレグラフ」、「ザ・ガーディアン」といった一流紙で活躍後、ハイスミスの伝記で伝記作家としてデビュー。本書『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』は2004年度エドガー・アラン・ポー賞を受賞している

柿沼瑛子 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    自分の生まれる数日前に離婚し、後に娘を捨てて再婚した母親。後に再会した実父は娘に性的感情を抱く。そんな両親を持つパトリシア・ハイスミスは同性愛に走ったが、誰とも安定した関係を築けず出会いと別れを繰り返した。内面の葛藤を小説として吐き出すことで一応の均衡を得たが、最初は単純なサスペンス作家とみなされたものの、リプリーを筆頭に共感を拒む異常なキャラが人の狂気を描き出すものと認められたのだ。しかし親のネグレクトで作家になれたと認識していたため、一か所に定住できない華やかだが苦しみ抜いた生涯を送ったのではないか。

  • 慧の本箱

    アランドロン主演映画「太陽がいっぱい」ヒッチコック作品の「見知らぬ乗客」それらの原作者がこのパトリシア・ハイスミス。その彼女の700頁にも及ぶ伝記が本書。彼女の生い立ち、セクシャリティなどが作品に大きな影響をもたらしていること読み取ることができる。それにしても長い。

  • チャンドラー

    緻密で壮大な伝記。ヨーロッパで多くを過ごしたパトリシア・ハイスミス。華やかな恋愛遍歴の一方で、同性愛への無理解と抑圧された社会が彼女を孤独の中にいさせているように感じた。ハイスミスの小説は心に闇を背負った人物が目立つ。彼女の内面を映し出しているのだろうが。生い立ちやミューズたちの出会いと別れが作品に着想を与え、「キャロル」もその一つなのは有名だ。心の奥に潜む狂気を抱いた殺人ミステリの誕生秘話、また彼女を知る人物の証言が其々違い、ハイスミスの人物像が大きく異なるのも印象深い。

  • takao

    ふむ

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