アントワーヌ・ローラン

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青いパステル画の男 新潮クレスト・ブックス

アントワーヌ・ローラン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105901851
ISBN 10 : 4105901850
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

パリの弁護士ショーモンは古いモノが好き。仕事は順調、稼ぎも良いが、妻も周囲も趣味の骨董収集に全く関心をもってくれない。ある日、オークションハウスで自分そっくりの18世紀の肖像画を発見したショーモンは、運命的なものを感じて高値で落札する。だが妻には全く自分に似ていないとうんざり顔であしらわれた。この男は一体誰?肖像画に描かれていた紋章を頼りに、男の正体を探す旅に出たショーモンは、奇妙な偶然に巻き込まれてゆく…。『赤いモレスキンの女』の著者による鮮烈なデビュー作。

【著者紹介】
アントワーヌ・ローラン : 1972年パリ生まれ。大学で映画を専攻後、シナリオを書きながら短編映画を撮り、パリの骨董品屋で働く。本作で作家デビューし、ドゥルオー賞を受賞。『煙と死』『ノスタルジーの交差点』に続く『ミッテランの帽子』でランデルノー賞、ルレ・デ・ヴォワイヤジュール賞を受賞、世界的に注目を集めた。次作の『赤いモレスキンの女』も20ヵ国以上で翻訳され、ドイツ語版はベストセラーとなり、イタリア語版でジュゼッペ・アチェルピ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムチ

    裏表紙に有る通り、まさに「大人の童話」そしておフランス的。 フランス革命あたりの史的教養が有れば 格段に面白みは増すと思う。知的エリート(社会的に)であり、自己満足の権化とでも言おうか、そうそう人生設計が己一人の思いで完結すると思うのは甘いという教訓。その苦い汁を飲み干すつけが新たなり第二の人生。ちょっと授業代が高い感じ。筆者、これがデヴュー作であるが他2作、気になるところ。

  • 天の川

    『赤いモレスキンの女』がおしゃれで小粋な物語だったので、こちらも。こちらがデビュー作だそうです。骨董コレクターで有能な企業弁護士の男がパリのオークションハウスで見つけた自分そっくりの男の肖像画。彼は一体誰なのか。夢中になって調べていた男の前に突如として開けたのは全く違う人生。大切なコレクションも地位も名声も投げ打って勝ち得た後に、彼が知った真実とは…。ご都合主義のように思えるけれど、大人のおとぎ話なのでそれも又良し。今回もおしゃれなお話でした。

  • ばう

    ★★★ 骨董品コレクターの弁護士ショーモンはオークションで自分そっくりの謎の男の肖像画を手に入れる。それ以後、自身と妻に起こる様々な変化。そしてついにその画の男の正体を知ったショーモンのとった行動とは?『赤いモレスキンの女』『ミッテランの帽子』同様これもフランスのおしゃれな大人のための寓話。ただ、前2作の主人公が公序良俗に反する行動をとっていたのでこちらはどうなの?と思ってドキドキしながら読み始めたら…😅これは物語だから許される行動ですねぇ。この作者はこういうのが好きなの?それはともかく面白かったです。

  • pohcho

    骨董品をこよなく愛するパリの弁護士・ショーモン。ある日、自分そっくりの18世紀の肖像画に出会った彼は、運命を感じ、オークションでその絵を高値で落札する。しかし、妻には全然似ていないとあしらわれ、落札価格で大げんかに。(これは私が妻でも怒ると思う(汗))それでも、肖像画の人物が気になるショーモンは、描かれた紋章に導かれて旅に出て、奇妙な偶然に巻き込まれていくのだった。「赤いモレスキンの女」の著者のデビュー作。既出の二作品よりわかりづらかったけど、今作もまたエスプリ漂う大人のおとぎ話だった。

  • ヘラジカ

    大人の現代おとぎ話第3弾。アントワーヌ・ローランの処女作に当たる作品らしいが、後の『ミッテランの帽子』『赤いモレスキンの女』とクオリティは変わらない。無駄のなさと軽快なテンポで一息に読ませてくれる。他の小説なら思わず眉をひそめそうなご都合主義な物語も、この作家の筆致によると不思議と全く違和感を覚えない。人間の剝き出しのエゴが描かれているリアリティと、どことなく安穏とした雰囲気が溶け合っていて、本当にはるか昔の寓話を逆リトールドした作品のようだ。決して好みの作風とは言えないのに今作も非常に満足度が高かった。

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