アントネッロ・ムーラ

Individuals/organizations Page

Books

イタリアのフルインクルーシブ教育 障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念

アントネッロ・ムーラ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750354712
ISBN 10 : 4750354716
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史的・哲学的洞察を踏まえてイタリアの教育におけるフルインクルージョン体制の到達点を紹介!1970年に障害児のための学校を廃止し、フルインクルーシブ教育へと大きく方向を転換したイタリア。その歴史的文脈を障害者の最初の「足跡」が残されている紀元前から、フランスのイタールやセガン、そして傑出した教育学者マリア・モンテッソーリへと概観する。「フルインクルーシーブ教育」の理念が歴史的にどのように生み出され、教育現場の取り組みに浸透し発展、展開していったのかを体系的に示した一冊。

目次 : 第1章 教育的な意図の彼岸―遠い過去へのまなざし/ 第2章 ジャン・マルク・イタール―「独善的な診断」から教育的な関係へ/ 第3章 エドゥアール・セガンと「白痴」の教育/ 第4章 フランスからイタリアへ―マリア・モンテッソーリ/ 第5章 知育と人間形成の教育―長く複雑な文化的・社会的進展/ 第6章 インクルージョンを実現するための新たな概念・文化モデル/ 第7章 「ペダゴジア・スペチャーレ」と特別な教育方法論の貢献/ 第8章 インクルージョンのプロセスに現れる側面―いくらかの自覚と多くの挑戦

【著者紹介】
アントネッロ・ムーラ : イタリア国立カリアリ大学教授。専門はペダゴジア・スペチャーレ(特に学校教育および社会における障害者の統合の問題を研究)。イタリア「ペダゴジア・スペチャーレ」学会(SIPeS)会員ほか

大内進 : 星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所名誉所員。1949年生まれ。筑波大学大学院教育研究科修了。東京都教論、筑波大学附属盲学校(現視覚特別支援学校)教諭、国立特別支援教育総合研究所盲教育研究室室長、教育支援部長などを歴任。日本弱視教育研究会会長(2010‐2016)。専門は、視覚障害教育、イタリアのインクルーシブ教育等

大内紀彦 : 特別支援学校教員。1976年生まれ。イタリア国立ヴェネツィア大学大学院修了。神奈川県特別支援学校教諭。専門は、特別支援教育、日伊文化交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 榊原 香織

    イタリアでは障害のある子も普通の学校で一緒に学んでいるそう。 予算がないからだ、と言う陰口は違って、割と深く考えられてる。地域で一緒に暮らしていくために。 モンテッソーリの国ですもの

  • スイ

    イタリア・ボローニャ国際絵本原画展での、岡野晃子さんの講演で触れていらした本。 障がいの有無で学校やクラスを分けることなく子どもたちを教育する、フルインクルーシブ教育について。 本書はイタリアの現在というよりも、フルインクルーシブ教育に至るまでを主に扱っていて、そちらも大変興味深く、読んで良かったと思えるものなのだけど、冒頭には日本の監修者さんが丁寧に、現在の状況について述べて下さっており、とてもバランスが良くてありがたかった。

  • いとう

    興味はあるが門外漢である(フル)インクルーシブ教育ということの他、訳本ということもあってさらに読みづらかった。生成AIを使いながら、自分の●●(専門)に関連付けて、噛み砕いてrewrite、説明してほしい、とプロンプトして読んだ。 知的障害に対する考えの歴史変遷(神託、憑依など)、いつから教育可能と考えられるようになったのか(野生児研究)、知的障害に対する教育とは何なのか(モンテッソーリ)、イタリアの法律の変遷など。 翻訳者の大内紀彦先生の(訳本ではない)書籍が刊行されたので、そちらを読むことにした。

  • takao

    ふむ

  • koto

    障害学やペタゴジアスペチャーレ(特別教育学)の理論や歴史が体系的にまとめられており、イタリアのフルインクルーシブ教育を学ぶ上での基礎となる本。 心に残ったのは、「自立的な選択を行うために、(略)支援が必要になったとしても、それは大した問題ではなく、人間にとって最も重要なことは、少なくとも自分自身のために選択ができるということなのである。」の箇所。 分離教育や施設による隔離政策を取る日本の社会は障害者を「管理」することで、本人の「自己決定の自由」を奪っているのではないだろうか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items