Books

革命と内戦のロシア 1917-21 上

アントニー・ビーヴァー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091630
ISBN 10 : 4560091633
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二月革命、十月革命、反革命派の抵抗と軍事衝突、赤軍と白軍の内戦、欧米や日本の軍事介入など、物語性と学術性を兼ね備えた決定版!

【著者紹介】
アントニー・ビーヴァー : 1946年生まれ。ウィンチェスター・カレッジとサンドハースト陸軍学校で学び、軍事史家ジョン・キーガンの薫陶を受ける。第11騎兵連隊将校として軍務についたのち、戦史ノンフィクションの世界的ベストセラー作家として、活躍を続けている。バークベック・カレッジ、ケント大学客員教授。『スターリングラード 運命の攻囲戦』(朝日新聞社)でサミュエル・ジョンソン賞、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞受賞、『ベルリン陥落1945』(白水社)でロングマン歴史賞受賞、『スペイン内戦1936−1939』(みすず書房)でラ・ヴァンガルディア・ノンフィクション賞受賞

染谷徹 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • メロン

     客観的に冷静に、精緻にロシア革命とロシア内戦を描く本書。帝政の崩壊からロシア内戦ぼっ発までが上巻では記述されている。述べられるのは、ニコライ2世の無能さ、凡夫或いは、イギリスの貴族として生まれたのであれば幸せな家庭を築いて、よき夫よき父になれたのだろうが、ロシアという息子にはネグレクトを繰り返し、結果その命と大事な家族すらも奪われた。悲劇。当然の報いと言われれば否定できないのも悲しいところだ。血の日曜日事件でもう引き返せないところまで来ていたわけだ。 そして、サンクトペテルブルクで始まった革命は、

  • Kazuya Nakagawa

    内戦期のロシアはどの勢力について行っても一般大衆にとっては地獄にしか向かっていないのが恐ろしい。内戦とはそういうものなのかもしれないが。

  • Stepp

    ボリシェヴィキが圧倒的劣勢から権力を奪取する過程が詳細に描かれています。印象深いのは何千万といたであろう農民が積極的にコミットすることなく、ほぼ全てのプレイヤーから収奪され強制的に徴兵されながらも組織的な反抗はしなかった点。周知の通りこの後もホロモドールやWW2とロシアの農民たちは徹底的に血を流します。教育がいかに重要か。ポピュリズムが台頭する今を生きる我々が彼らの消極性を嗤うことはできないでしょう。1917年からスターリンの手の一振りで数多の人命が吹き飛ぶ日まで10年もかからないという事実に寒気がします

  • YASU

    ロシア革命の過程を、登場する各勢力それぞれを客観的に突き放すように俯瞰し、内戦の推移を淡々と語っている。とはいえボリシェヴィキへの反感はけっこう露骨で、なにしろ「2月革命」「10月クーデタ」表記で徹底しているほど。とにかく各党派の政治路線論争等にはふれず、変貌する戦況をひたすら追い続ける。上巻で17−18の2年間、記述はじつに詳細だ。農村の悲惨や、殺戮戦の恐怖は生々しく、拷問、暴行、虐殺の描写にはただただ戦慄するほかない。

  • あらい/にったのひと

    白水社+ビーヴァー+染谷徹という完璧な布陣で挑むロシア内戦。上巻は1917-18の間なので、革命成立から内戦開始くらいまで。レーニンの凄まじさが際立つものの、労働者と農民を支えたのは帝政ロシアの滅茶苦茶な統治への反動であり、書かれてないだけで凄惨極まりないものだったのだろうなあと。だって、読む限りボリシェヴィキの支配は悲惨の極地なんだけど、それでも帝政派に与するよりは…というのが端々に感じられるもんね。あと、NKVDはこれからですが、チェーカーの時点でもうかなりアレであります。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items