アントニオ・R・ダマシオ

Individuals/organizations Page

Books

感じる脳 情動と感情の脳科学よみがえるスピノザ

アントニオ・R・ダマシオ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478860519
ISBN 10 : 4478860513
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

脳科学が哲学と融合した。進化は「感情」に何を託したのか。心を生み出す身体と脳の関係とは。欲求と情動、感情のメカニズムと意義、スピノザ思想の源、自己保存としての感情などについてわかりやすく解説。

【著者紹介】
アントニオ・R・ダマシオ : ポルトガル生まれ。1969年リスボン大学で医学博士、1974年に理学博士の学位を得た後、渡米。ハーバード大学で認知神経科学の研究を行い、その後アイオワ大学の神経学部長と、ソーク研究所の非常勤教授。2005年より南カリフォルニア大学(USC)脳と創造性の研究所教授。アメリカ芸術科学アカデミーおよびアメリカ科学アカデミー医学協会会員。神経学者であり、神経科医。特に、現代神経科学では国際舞台で活躍する第一人者である

田中三彦 : 1943年栃木県生まれ。翻訳家であり、科学評論家でもある。東京工業大学生産機械工学科を卒業後、企業のエンジニアを経てサイエンスライターになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 踊る猫

    再読になるのだけれど、相変わらずヴィヴィッドな筆致に惹かれる。感情や情動というとらえどころのないものこそが自分たちの思考を左右するという説をスピノザを絡めて説き明かしていくあたり、実にスリリング(その根っこをたどっていくと、それこそ本書に代表される脳科学や哲学が探究してきた心身問題や心と脳の関係にぶつかるのだろう)。そしてダマシオの視線はそうした脳科学の発見とスピノザ哲学を表層的に・野心を秘めてつなぐのみならずさらに新たな人類の可能性に向けても向けていると受け取る。この本からぼく自身、もっと多くを学びたい

  • 踊る猫

    やっと読むことができた。私自身がバリバリの文系ということもあって、生物学/脳科学の分野にはおっかなびっくりで読んだのだけれどバールーフ・デ・スピノザの哲学や来歴を平たく整理し(意地悪く言えば、著者なりに歪められたスピノザ像ではあろうかと思うが)、彼の先見の明を紹介し現代の脳科学の成果/実績と結びつける。知的読み物(と書くとクサくなるが)としてスリリングで読みやすいし、スピノザを現代に蘇らせようとする野心が頼もしい。ダイナミックに過去を振り返ることで未来をも見据えた、概観するレンジの広い書物ではないかと思う

  • roughfractus02

    心は身体の観念である。スピノザは生命維持機能としてのコナトゥス(生きる努力)を貫くものとして有機体を捉え、身体のより優れた健全性への努力が喜びになるとした。著者はこの考えを脳神経科学から探求する際、興奮等による身体の変化としての情動とそこから起こる快不快の感情を区別し、情動が先行し感情が後から生じたという進化論的説明に根拠を与える。一回的状況に個々に反応する情動の細部を省き、快不快の反応を残せば、時間的に効率的な反応が可能だからだ。ソマティック・マーカー仮説は自然科学で扱いづらい感情領域に踏み込んでいく。

  • kanaoka 58

    身体、情動、感情、思考の連続的プロセスとしての繋がりや脳に描かれる身体マップ、そこから出現するメンタル・イメージ、それを基礎とした思考モード、そして心が生み出す自己という基準点と周囲の対象の存在を認識するプロセスとしての「意識」の構造が良く理解できる。 また、快、苦をはじめとする様々な感情が、身体としてのホメオスタシスとして機能し、さらに社会制度もホメオスタシスの拡張であるとの洞察が素晴らしい。

  • ばにき

    一読したが、大まかには理解できた。革新的な発展をする人は一見異なるものを結びつける能力が高いんやろなあと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items