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ISBN 10 : 4875024266
Content Description
トンボ、トビウオ、コウモリを結ぶ機能と形態の進化。飛行、視覚、発光、水生への回帰、高等知能…進化の途上に繰り返しあらわれる生物機能。その周期性の出現は必ずしも、生物の系統学的な位置や複雑さ、あるいはその一般的な環境と関係を持つわけではない。ネオダーウィニズム批判の急先鋒が、生体高分子の外殻電子が支配する物性に着眼。生物の周期性出現のメカニズムを解き、科学としての進化論の新たな可能性を拓く。
目次 : 1 化学元素と無機物の諸性質の周期性/ 2 生物の機能の周期性/ 3 物質とエネルギーに内在する秩序は、いかにして生物の周期性へと続く道を切り開いたか/ 4 様々な組織レベルにおける「カーボンコピー」の生成/ 5 差異のある生殖と死の周期性に対する寄与/ 6 周期性の確立における発生の役割/ 7 環境と周期性の関係/ 8 構造の周期性:原子、分子、生物に規則正しく付加された構成要素/ 9 周期性を生み出す高分子と原子のメカニズム
【著者紹介】
アントニオ・リマ=デ=ファリア : 1921年7月4日、ポルトガルに生まれる。リスボン大学生物学科卒、ルンド大学大学院で遺伝学のPh.D.を取得。1954年よりスウェーデン国籍。フィラデルフィア癌研究所客員研究員、デューク大学、コーネル大学、エディンバラ大学の客員教授、ルンド大学教授および同大分子細胞遺伝学研究所所長を経て、同研究所名誉教授。スウェーデン王室・政府よりノーザンスター勲章を受章
松野孝一郎 : 1940年生まれ。東京大学工学部電子工学科卒、マサチューセッツ工科大学物理学科博士課程修了。マイアミ大学分子細胞進化研究所客員教授、長岡技術科学大学生物系(生物物理学)教授を歴任
土明文 : 1969年、岡山生まれ。東京工業大学大学院生命理工学研究科修了。お茶の水女子大学、駿河台大学、中央大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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