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レイトン・コートの謎 創元推理文庫

アントニイ・バークリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488123086
ISBN 10 : 4488123082
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

田舎屋敷レイトン・コートの書斎で、額を撃ち抜かれた主人の死体が発見された。現場は密室状態で遺書も残されており、警察の見解が自殺に傾くなか、死体の奇妙な点に注目した作家ロジャー・シェリンガムは殺人説を主張する。友人アレックを助手として、自信満々で調査に取りかかったが…。想像力溢れる推理とフェアプレイの実践。英国探偵小説黄金期の巨匠の記念すべき第一作。

【著者紹介】
アントニイ・バークリー : 1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として“パンチ”誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。1971年没

巴妙子 : 1963年長崎市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ バークリーのデビュー作。 後の迷探偵シェリンガムだが、本作から既にその片鱗が感じられる。作家ならではの空想力で真実はこうに違いないと思い込み暴走するのだ。 猛牛プリンスの登場など笑えるシーンも盛り沢山。とはいえ、そこそこ良い推理も行っていて大間違いもありつつ最後には真相に辿り着く。そのキッカケは髪の毛の色…いや、そこは見たら分かる訳だから早よ気付けよ。因みにこちらは犯人には中盤で気付いた。明らかに捜査の邪魔をしているし行動も怪しいからね。

  • ち〜

    資産家の紳士が密室で額を撃ち抜かれて発見された。自殺と思われたたが、小説家シェリンガムが疑問を投げかける。おしゃべりな探偵シェリンガムのキャラクターと相棒アレックとのやりとりがとにかく楽しい!シェリンガムの一見適当な推理と、あちこち転がってるヒントを拾いながら真相に迫っていく。清々しい後味を残すラストも好み。やはり、この時代背景のミステリーは独特の面白さがある。

  • ケイジ

    お屋敷内で主人が殺される事件。饒舌な探偵が謎を暴いていくお話。良い意味で非常にオーソドックスでした。

  • きりん

    シェリンガム物の一作目、しかも彼の処女作の本作、今更ながら初めて読んだ。犯人は割と早々に見当つくけども、ワトソン役のアレックとのユーモアのある会話も、ドタバタした失敗も、明るく楽しい。結末もわたしは好きだな。後年の少し暗めの物もいいけど、この明るさと活きの良さは処女作ならではって感じがするし、あぁ、やっぱりバークリーは好きだなぁとなった。探偵小説とか推理小説とかの出来不出来を彼はたくさん考えてる人だけど、小説として文章として楽しいってことは重要だし、彼にはその力があるなと思う。

  • だるま

    ついにバークリーの探偵小説第1作が文庫化(国書刊行会でハードカバーで出ていた)。これを機に、他社の作品も創元で幾つか文庫になる様で楽しみ。本書で名探偵ロジャー・シュリンガムが初登場となるが、ここでのシュリンガムはまだ素人探偵。友人アレックをワトスン役に指名し、密室内で屋敷の主人が拳銃を握って死んでいて遺書もあるので自殺と思われている物を、これは殺人だと感じ調査を開始。探偵は普通、全ての謎が解けてから説明をするのだが、シュリンガムは途中でも今考えている推理をアレックに教える。フェアプレイが際立ち面白かった。

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