アンデシュ・ルースルンド

Individuals/organizations Page

Books

地下道の少女 ハヤカワ・ミステリ文庫

アンデシュ・ルースルンド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151821585
ISBN 10 : 4151821589
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ

    突然に他の国でバスから捨てられる子供たち。暮らしから逃げ出して地下に逃げ込む少女たち。まだ15歳くらいなのに、どちらも男の気をひく年齢になると、酷い目に合わせられ、正気ではいられなくなる。しかし、生きていく手段がそれしかないことが哀しい。「でも、べつにいいんだ。新しいのがくるから」と言う少女と、裏返した箱に布をかけてクロスにして花瓶を置く女たち。こんな女性たちへの作者二人の視線には、それでも愛おしさが溢れている。

  • のぶ

    非常に陰惨な物語だったが、ミステリーとして読むにはとても面白い作品だった。ストックホルムで、バスに乗せられた外国人の子ども43人が、警察本部の近くで置き去りにされる事件が発生した。また、病院の地下通路では傷つけられた女性の死体が発見された。主人公のグレーンスら警察はそれらの関連を求め捜査を開始するが・・。今まで読んできた北欧ミステリーにも陰惨なものは多かったが、思いもよらない酷い実態が明かされていた。地下道で暮らす人たち。多くのストリートチルドレン。これらがスウェーデンの実態なのか目を疑いたくなった。

  • ずっきん

    ストックホルムに置き去りにされた43人の子供達と、顔を激しく損傷した女性の遺体。福祉国家の闇へと、そりゃもうぐいぐいと。この先の三シリーズを既読だからかもしれないけれど、シリーズ4作目にしてグレーンスのキャラがバーンと立つ。ここからあのグレーンスが動き出すんだなあとしみじみ。この前半を踏まえて(ボックス21は除く!まだ怒ってる!)三秒間を読み返そう。きっと違う景色が見えるはず。そして三日間のグレーンスに胸を踊らせよう。

  • キムチ

    終わりまで、薄明すら射さない情景だった。43人を乗せたバスの状況が解ってから地下道を蠢く場面が続く、その先は大病院。レオ❓ミッレル❓リズって・・正体は煤の中でちらっとしか見えないから頁をめくる手が止まらない。「社会福祉に関わる部局の上層は『スェーデンにはストリートチルドレンは存在しない』と主張する・・辺りから太い一本の筋が見えてくる。刑制裁時の男女差は子供にも表れ、女は自分の殻に閉じこもるか消えるしかなく、奈落の底に落ちて行く〜欧州各地で多発する事態を虚構でなく重い告発の形で綴った1冊。

  • GAKU

    北欧ミステリー、グレーンス警部シリーズの第4作目。1作、2作、3作、5作の順で国内では刊行され、こちらが国内最新刊となる。先の4作が面白かったので、こちらも読んでみました。スゥエーデンはじめ北欧の社会の暗部が描かれている。福祉国家のイメージが強い北欧で、こんな実態があるとは想像出来ませんでした。北欧ミステリーの特性でしょうかこちらも全体に暗い雰囲気で、結末もなんとも言えません。読んでいる自分も暗くなりました。⇒

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items