アンデシュ・ハンセン

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自由の奪還 全体主義、非科学の暴走を止められるか Php新書

アンデシュ・ハンセン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569850375
ISBN 10 : 4569850375
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コロナ禍の感染症対策では、個人の自由を強力に制限する中国をはじめとした権威主義国家の優位が目立ったとされ、民主主義国家のあり方が問われた。また、いっそう進展したデジタル技術は、国内の経済格差を広げ、人びとを孤立に追いやっていると指摘される。このまま社会の分断が加速すれば、国民の不満を巧みに吸い上げるポピュリストが跋扈する余地が生じる。再び世界は国際間の国家的連携を取り戻し、信頼ある社会を築くことができるのか―。世界の知性9人が説く、我々の手に自由を取り戻し、民主を守るための提言。

目次 : プロローグ 試される「自由」の価値/ 1 アンデシュ・ハンセン デジタルツールが蝕む心身/ 2 ロルフ・ドベリ ワクチンの普及で世界は団結せよ/ 3 ジャック・アタリ 国民の命を守る経済へ/ 4 ネイサン・シュナイダー 地域の雇用を守る協同組合のあり方/ 5 ダニエル・コーエン 経済的な地盤を失った人たちの怒り/ 6 ダグラス・マレー 移民は有史以来、最大の複雑な問題/ 7 サミュエル・ウーリー 無秩序な陰謀論がなぜ拡散されるのか/ 8 ターリ・シャーロット ポピュリストは人びとにコントロール感を与える/ 9 スティーヴン・マーフィ重松 困難を乗り越えるハートフルネスの力/ エピローグ 人類は傲慢だったのか

【著者紹介】
大野和基 : 1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79〜97年渡米。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとしての活動を開始、国際情勢の裏側、医療問題から経済まで幅広い分野の取材・執筆を行なう。97年に帰国後も取材のため、頻繁に渡航。アメリカの最新事情に精通している。訳・編著、著書、共著、など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 幸猪

    「アンデシュ・ハンセン」「 ジャック・アタリ」 「スティーヴン・マーフィ重松」の著書に興味があったので読んでみた。全体主義から民主を守るための提言がテーマ。精神科医や心理学者などの提言は理解しやすかった。

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★★★ ハンセン氏による、「不確実な褒美」を利用したSNS企業の戦略や、YouTubeでの視聴の70%以上がAIでレコメンドされたものという話は興味深い。なるほど、そういうふうにハックされているのか。スティーヴン・マーフィ重松氏の「スタンフォード大学のよう優秀な大学の学生は、ちゃんと人の話を聞かない」という話も面白い。各章冒頭で紹介されている著者陣の邦訳書は手強そうだけど読んでみたい。

  • 大先生

    ダグラス・マレー氏の移民の話は興味深い。日本でも移民政策が議論されていますが、短期的影響と長期的影響を吟味して「慎重に」決定すべきだと。例えば英国ではインド・パキスタンから移民を受け入れているため、仮に両国間で戦争が起きたとしても介入できないと。労働力不足だからといって安易に受け入れると思わぬ問題が生じるわけですね。ところで、「スマホ脳」のアンデシュ・ハンセンは、小説などは電子書籍、難しい本は紙と使い分けているそうです。電子書籍は記憶に残りにくいそうです。

  • paluko

    自分が最近読んだ本の著者、「スマホ脳」のアンデシュ・ハンセンと「News Diet」のロルフ・ドベリを含む9人のインタビュー。それぞれ研究分野が違うにもかかわらずデジタルライフ、ビッグデータ、SNSなど全員が言及しているトピックがあるのが興味深い。日本の自殺率の高さについてスティーヴン・マーフィ重松が「BLMのスローガンは"息ができない"でしたが、日本の多くの人は同じような感覚を抱いていると思います。日本は制限が多すぎて自由度が十分にない、新の自分を出してはいけないような社会です」と語っているのが印象的。

  • Melody_Nelson

    こうした本の常で、各論客に対してのページ数が少ないため、内容は薄くなる。その中で、ダニエル・コーエンのところが良かった。保守からもリベラルからも顧みられず、社会からこぼれ落ちた層が極右と極左に傾き、彼らは考え方が真逆なのにも関わらず、「反エリート」という共通点から結託する可能性さえあるという。これから世界はどこへ向かっていくのか…。

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