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好きな人ができた、という茜の部屋をあっさり出て、橘の実家に転がり込んだエイジ。朝食までごちそうしてくれる家族に、エイジは「金持ちなのにいい人たち」と上機嫌。このまま居つかれたら困る橘は、「アンティーク」の2階の物置をエイジのねぐらに提供する。千影に娘がいたことが発覚したり、テレビの取材を受けたり、なにかと騒がしい「アンティーク」。そんなある日、スポーツ新聞に“天才ボクサー・神田エイジがケーキ屋に転職”と、面白おかしく書かれた記事が載る。密かにエイジを追いかけているうちにすっかり「アンティーク」の常連客になった桃子は、自分が書いたと泣きながら告白。ちゃんとしたスポーツ・ドキュメンタリーを書きたいと、改めてエイジと「アンティーク」のスタッフたちに取材申し込みをする桃子だった。そんな折、謎の美女が小野を訪ねてやってきた。彼女は小野の兄嫁、つまり義姉だという。小野が女嫌いになったのはどうやら彼女のせいらしい。一方、ケーキ職人としての特訓を受けるエイジだが、どうしても小野と同じ味にならない。エイジが作るケーキは、橘が幼い頃に誘拐された時に毎日食べていた味と同じだった。エイジの亡くなった父親が、もしかして誘拐犯だったのか…!?
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投稿日:2002/02/24 (日)
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