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ヨルガオ殺人事件 下 創元推理文庫

アンソニー・ホロヴィッツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488265120
ISBN 10 : 448826512X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

*第1位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編 
*第1位〈週刊文春〉2022ミステリーベスト10 海外部門
*第1位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇

“すぐ目の前にあって──わたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。『愚行の代償』の舞台は1953年のイギリスの村、事件は一世を風靡した女優の殺人。誰もが怪しい事件に挑むアティカス・ピュントが明かす、驚きの真実とは……。ピースが次々と組み合わさり、意外な真相が浮かびあがる──そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる、ミステリ界のトップランナーによる傑作!

【著者紹介】
アンソニー・ホロヴィッツ : イギリスを代表する作家。ヤングアダルト作品“女王陛下の少年スパイ!アレックス”シリーズがベストセラーに。また、人気テレビドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の“シャーロック・ホームズ”シリーズの新作長編『シャーロック・ホームズ 絹の家』などを手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』では『このミステリーがすごい!』『本屋大賞“翻訳小説部門”』の1位に選ばれるなど、史上初の7冠を達成

山田蘭 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    一気に読み終えた。さすがに数々の賞をとっただけある品質の高さ。作中作と現実パートのどちらも、真犯人に意外性はまったくなく、一歩間違えれば凡作以下にもなりかねないところ、上手いのは犯人の裏の顔の持たせ方とその暴き方。前作ほどにクリスティオマージュを打ち出してはいないが、しっかりとイズムを受け継いで保持しているのが好印象。『愚行の代償』のダイヤ事件はなくてもいいパーツなこと、ホロヴィッツも気づいてスーザンの口を借りて自虐したのだろうか。削ってしまうと分量的に厳しいしなぁ⋯という大人の都合を感じる場面。

  • starbro

    上下巻、850頁強、完読しました。ミステリとして一定レベル以上のクオリティはあると思いますが、続編のため、サプライズは少なめで、個人的には各ミステリ賞四連覇&激賞&大賞賛の評価はしていません。アンソニー・ホロヴィッツブランドの過信もある気がします。2022年、各出版社の翻訳ミステリ担当者は、アンソニー・ホロヴィッツの五連覇を阻むべく良質で面白い作品を送り出して欲しいと考えています。 http://www.tsogen.co.jp/news/2021/12/3068/

  • パトラッシュ

    (承前)作中作『愚行の代償』にアランがヒントをひそませていたフランク殺害事件の真相と、隠されていたホテル経営者一家の抱えた秘密と女性失踪の謎を、ふとしたきっかけでスーザンは一気に見抜いていく。完全に見落としていた伏線が最後の推理に照応していくプロセスは、フェアプレイに徹した構成力に感嘆させられる。『カササギ』と同じ趣向だが、完成版が不明だったジグソーパズルのピースが一気に組み合わさっていく快感は圧倒的だ。英国ミステリ界はホロヴィッツの登場で、クリスティやカーを擁した時代から1世紀後の新たな黄金期を迎えた。

  • 青乃108号

    前作【カササギ】は作中作の物語そのものには現実世界との繋がりはないし、正直細かい部分は忘れてしまっても、さほど問題はなかった。(と思う)が、今作【ヨルガオ】は上巻でたっぷり現実世界の殺人事件を読まされた後、作中作でも殺人をめぐる濃密な人間ドラマを【精読】させられ、そこから再び現実世界の物語がこれまた濃密な愛憎劇。大変疲れた。読み終えてやはり【カササギ】を超える事は出来ていないと感じた。そしてラスト、物語の語り手はアラン・コンウェイと決別し現実に戻って行く。3作目はもう書きませんという宣言だと受け取れたが。

  • 旅するランナー

    オレが犯人を当ててやるぜ!って意気込むんですけど、そんな幼稚な推理力なんて軽〜く超えていくホロヴィッツの構想力・文章力・構成力。今作も正統派推理小説をタブルで楽しめる入れ子構造。シナジー効果バッチリで、思わず「あんたは巧い」って称賛しちゃいます。海外ミステリー小説ファンはよりもっと楽しめるでしょうし、シェイクスピアやオペラ好きも結構納得できる、引用がイイんよー。

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