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ヨルガオ殺人事件 上 創元推理文庫

アンソニー・ホロヴィッツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488265113
ISBN 10 : 4488265111
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

*第1位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編 
*第1位〈週刊文春〉2022ミステリーベスト10 海外部門
*第1位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇

『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた──そう連絡してきた直後に娘が失踪したというのだ。その本とは名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』。それは、かつてわたしが編集したミステリだった……。巨匠クリスティへの完璧なオマージュ作品×英国のホテルで起きた殺人事件! 『カササギ殺人事件』の続編にして、至高の犯人当てミステリ!

【著者紹介】
アンソニー・ホロヴィッツ : イギリスを代表する作家。ヤングアダルト作品“女王陛下の少年スパイ!アレックス”シリーズがベストセラーに。また、人気テレビドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の“シャーロック・ホームズ”シリーズの新作長編『シャーロック・ホームズ 絹の家』などを手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』では『このミステリーがすごい!』『本屋大賞“翻訳小説部門”』の1位に選ばれるなど、史上初の7冠を達成

山田蘭 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ アティカス・ピュントシリーズ第2作目。 『カササギ〜』同様に現実世界の事件と物語の中の事件が絡み合う構成。 古典本格ミステリの雰囲気が漂う作中作の方はそれなりに面白いのだが、現実世界の事件は探偵役のスーザンに魅力が足りないのもあって冗長に感じてしまう。これでスーザンが犯人に気付いたところで反撃され、危機に陥るというマンネリ展開だったら許せないところだが、下巻どのようにオチをつけてくれるだろうか…

  • W-G

    永らく放置したままだったものを、新作刊行をキッカケに。カササギ〜読了当時は続編のイメージが湧かなかったが、やはりなかなか無理をしているようで、ある意味、綾辻行人氏の館シリーズに近い匂いがする。スーザンのもとにトレハーン夫妻から依頼があるのも不自然だし、報酬の額も夢物語レベル。力技で続編作るためのそういう諸々は置いておくとして、一旦調査が始まると、裏がありそうな人物だらけで読み応えはある。むしろ最も魅力に乏しいのが主人公のスーザンだという哀しい流れ。作中作もなかなか良さそうで、下巻に期待。

  • starbro

    アンソニー・ホロヴィッツは、新作中心に読んでいる作家です。四連覇はないだろうと思いスルーしていたら、四連覇してしまったので、急遽読みました。四連覇の勢いはあまり感じられませんが、とりあえず一気読みで下巻へ。タイトルはヨルガオではなく、原題のムーンフラワーの方がロマンチックな感じがします。トータルの感想は下巻読了後に。

  • Tetchy

    前作を読んだときの衝撃はいまだに覚えており、現代の古典、即ち今後100年遺されていくミステリの傑作だと確信していた。それゆえ続編の本書を期待3割、不安7割といった感じで手に取ったのだが、その不安で高められたハードルを易々と越えてしまった。私は前作を“ミステリ小説をミステリするミステリ小説だ”と評したが、それに倣えば本書は“ミステリ小説の中のミステリで現実のミステリを解決するミステリ”だ。そう、前作が一粒で二度美味しいミステリだったならば本書は一粒で何度も味わいが変わる重層的な味わいを持ったミステリなのだ。

  • パトラッシュ

    『カササギ殺人事件』の続編が出ると聞いてどうなるかと思いきや、またまた2冊分の謎解きという豪華ディナーなのには驚いた。前作で担当だった作家アランの作品に絡んで散々な目に遭った元編集者スーザンが、アランが作品のモデルにしたホテルでの失踪事件解明を依頼される冒頭から引き込まれる。疫病神から逃げたはずが引き戻されるのは著者得意の展開だが、今回はさらに練り込まれていて本格ミステリの面白さマシマシだ。前作で見せつけられた見事なフェアプレイをどう見せてくれるのか、読者は作中作を含め1行も読み逃せないのだから。(続く)

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