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カササギ殺人事件 上 創元推理文庫

アンソニー・ホロヴィッツ

User Review :2.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488265076
ISBN 10 : 4488265073
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代ミステリの最高峰が贈る、すべてのミステリファンへの最高のプレゼント!
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。燃やされた肖像画、消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なオマージュ作品!

【著者紹介】
アンソニー・ホロヴィッツ : イギリスを代表する作家。ヤングアダルト作品『女王陛下の少年スパイ!アレックス』シリーズがベストセラーになったほか、人気テレビドラマ『刑事フォイル』『バーナビー警部』の脚本を手掛ける

山田蘭 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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書店で著者のミステリーが並んでいたのでメ...

投稿日:2021/04/20 (火)

書店で著者のミステリーが並んでいたのでメインテーマは殺人、その裁きは死、とともに買ってしまった。が、全て何が面白いのが全く分からなかった。特にこのカササギ殺人は二巻ものであることもあり、読んでてムカムカするほどのつまらなさ。この著者は芸術文学にコンプレックスがあるのかわからないが、いちいち自分の作品を卑下するような卑屈な態度、陳腐なミステリー部分、どっかから持ってきたような繋ぎのシーンの数々、つまらない場面、ありきたりすぎる何となく足しておいた人物描写、もう何もかもつまらない。やたらとポリティカルコレクトネスを意識する風紀委員のような描写。まるで普段差別や偏見に塗れてる人がその言い訳、謝罪として本を書いているみたい。この著者のオリジナルミステリー、4冊はどれもこんな感じだった。ミステリー業界はつまらないものをお勧めしすぎている。つまらないものはつまらないと言わなければいけないと思う。そして、著者はミステリーに自信を持てないなら、自分に正直になって芸術文学でも書けば良いと思う。設定はミステリアスだが、結局何のミステリーもなかった。クリスティーらのオマージュもこのくらいでオマージュと言わないで欲しい。つまらなすぎて怒りを感じる一冊。

ぽいぽす さん | 神奈川県 | 不明

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冒頭、女性編集者が『カササギ殺人事件』の...

投稿日:2019/01/01 (火)

冒頭、女性編集者が『カササギ殺人事件』の原稿をプリントアウトしたものを手にしたところから物語は始まる。しかし、主人公は、すでにそれを読み終えている。 そして、同書が自分の人生を変えたこと、著者のアラン・コンウェイの人なりにも触れている。 そして、すぐに『カササギ殺人事件』は始まる。私たち読者は、主人公となる女性編集者が最初にこの原稿を読んだ時と同じ目線で、この原稿を読むことができる。いや、冒頭で主人公が“警告”を発している以上、やや有利な立場でスタートをきれるのだ。 地方のパイ屋敷で働く家政婦の葬儀から物語は始まる。当初は事故死と思われていたが、葬儀の夜、屋敷に泥棒が入ったこと。後日、屋敷の主が首を切られて殺されたことで、その小さな村の人間関係が徐々に露わになっていく。 下巻では、作中作である『カササギ殺人事件』が、主人公の女性編勇者を含め多くの人々を巻き込んだ現実世界の話が描かれる。 作中作の『カササギ殺人事件』の犯人は誰か? 現実世界で起きた事件の犯人は誰か? 本格ミステリーの醍醐味とも言える、フーダニットを十分に堪能できる快作。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    とても気になっていた作品。上巻は、まさにクリスティ的な作中作の、解決編直前までで終わる。この”作中作”というのがミソで、二重の驚きが用意されているのかと思うと、先が楽しみで仕方がない。ここまでのところ、著者が何を仕掛けているのか全く想像がつかず、帯や解説でこれだけ太鼓判を押された上で読んでいると、結構なところまで期待値高まっているが、はたしてキチンと応えてくれるのか。それにしても『絹の家』や『モリアーティ』といい、芸達者な人だな。この路線でいくと、クイーンやカーへのオマージュ満載の作品も期待してしまう。

  • starbro

    “2018ミステリ年末ベストテン”の翻訳ミステリ部門で堂々の4冠ということで読みました。アンソニー・ホロヴィッツ、三作目、ホームズもどきや007もどきと違って、構想15年のオリジナルは良い感じです。謎が謎呼ぶ殺人事件♪続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。

  • ヴェネツィア

    かねて評判であった本書をようやく読んだ。もっとも、最初は登場人物がやたら多いために、なかなか物語世界に投入できなかったが。また、アンソニー・ホロヴィッツは初読なので知らなかったのだが、本書には先行作が何作かあるようだ。本書の最大の特質は、やはりその特異な探偵のアティカス・ピュントだろう。本書の段階では、重篤な病に罹っていて、余命数か月なのである。あのホームズも腺病質な上に麻薬にも侵されていたが、ピュントはそれどころではない。なんとも珍しい探偵役を設定したものである。

  • 海猫

    いかにもな古典的ミステリーとして上巻は展開。確かにそのへんの気分は大いに出る内容ではある。しかしいまのところ、あちらこちらのミステリーランキングで1位を取るほどの作品とは、まだ思えない。本領を発揮するのは下巻に入ってからかな?まあそのあたりの期待に応えてくれることを願って、続けて読んでいく。

  • Kircheis

    ★★★★☆ 上巻では作中作の形で、死期の迫った探偵ピュントがパイ屋敷で起こった殺人事件の捜査を行う様子が描かれる。 この『カササギ殺人事件』という作中作のストーリーが、下巻では意味を変え、読者に驚きを与えてくれるだろうと期待はしているが、上巻の時点ではもっさり感がある。いや面白いけどね。ちなみに今のところどんな仕掛けがあるのか全く分からない(笑) とりあえずピュントが真相の一端を明かしたところで下巻へ。

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