Books

毒 サリン、vx、生物兵器 角川新書

アンソニー・トゥー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040823508
ISBN 10 : 4040823508
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今の日本では、生物兵器に耐えられない―。テロ・戦争での使い方から防衛先進国の守り方まで、毒性学の世界的権威が明かす「最も恐れられる兵器」の実態。そして、今後の日本が取るべき方針とは、一体どのようなものなのか?緊急寄稿「新型コロナウイルスの病原はどこか」も収録!

目次 : 第1章 テロと毒―アメリカの炭疽菌テロ・オウム真理教のVX殺傷事件(理想的な生物兵器/ 予想できなかった生物テロ ほか)/ 第2章 戦争と毒―イラン‐イラク戦争・日華事変(最後の切り札、毒ガス/ 戦争の背景 ほか)/ 第3章 化学兵器について―サリン・VX・ノビチョク(神経ガス・サリンの誕生/ 2週間毒性を維持するVX ほか)/ 第4章 生物兵器と毒素兵器―ヘビ毒・ボツリヌス菌・遺伝子工学(生物兵器が狙うのは人だけではない/ 死亡率が高いほど優れた兵器なのか ほか)/ 第5章 各国の現状と防衛体制―中国・スイス・アメリカ・スウェーデン(アメリカの兵器事情/ アメリカが中国にしたお願い ほか)

【著者紹介】
アンソニー・トゥー : 台湾名:杜祖健。1930年、台湾生まれ。台湾大学を卒業後、ノートルダム大学、スタンフォード大学、エール大学で化学・生化学を学ぶ。毒性学および生物兵器・化学兵器の専門家として知られ、1994〜1995年に起きた松本サリン事件・東京地下鉄サリン事件では日本の警察に協力し、事件解明のきっかけを作った。2009年、旭日中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • かすみん

    毒物に関して戦争、事件と絡めて簡単に説明してある一冊。 防衛体制は興味深く知れたかも。 ブックガイドに面白そうな参考書系がいくつかあったので積んでないか確認して入手しようかな。

  • パトラッシュ

    十代から毒には興味があった。殺人の芸術とされる毒殺を扱ったミステリは好きだったし、欧州の毒薬文化を描いた澁澤龍彦『毒薬の手帖』も愛読した。今ここに毒があれば、いじめっ子を殺せるのにと考えた(無論してないが)。歴史的にも大活躍した(?)毒に比べ、戦争と大量虐殺とテロにしか用いられない20世紀以降の毒は冷たく不快だ。その究極の形であるサリン、VXから生物兵器説が疑われる新型コロナの現状を素早く把握できた。特に各国の対毒ガス防衛体制についての部分は類書がないので面白かった。日本のシステムの不備を痛感させられる。

  • スプリント

    オウムの関係者との対談が一番興味が惹かれました。 毒ガスなどの生物兵器からウイルスなどの感染兵器で人知れず被害を拡大させる方が危険度が高いですね。

  • ももいろ☆モンゴリラン

    化学兵器の権威がアメリカの炭疽菌テロ、日本のオウム真理教のサリン、イラン‐イラク戦争の毒ガス、金正男のVXガスによる暗殺などについて詳述する。(サリンを生成した死刑囚との対話本、読みたいっ…!)WW1で活躍した毒ガスが、WW2では「報復を恐れて」保有しているのに使わなかった、抑止力で働いたというのが不思議な感じ(治せないものを使うなッ…!)各国施設で講演をする中で感じた氏の各国の防衛体制評価も興味深い。 ! ブックガイドついてます。次に何読もうか指針になってくれるのでこういう作りの本すき〜

  • くらーく

    面白いなあ。他の著作を読もうと。特にオウムの中川智正との対話は読みたいな。 本書ではざっくりとだけど、アメリカでは通常兵器があるので、BC兵器は推進していないとか。他に帝国陸軍の毒ガス処理の件は、本当に糞だな。帝国陸軍も酷いけど、これに乗じて何でも請求してくる中共も下種。なおかつ、それをたいして検討もせず、判断も出来ない日本政府と言うか官僚も酷すぎ。どうして、日本は専門家を上手く使えないのだろうねえ。本当に情けないわ。 日本は中国に対抗する意味でも、台湾と協力した方が良いとおもうけどなあ。精神性が近いし。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items