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スペキュラティヴ・デザイン-未来を思索するためのデザイン(仮)

アンソニー・ダン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784802510028
ISBN 10 : 4802510020
Format
Books
Release Date
November/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

答えではなく、問いを。解決策ではなく、討論を。利便ではなく、意味を。市場ではなく、社会のために。もうひとつの可能性をスペキュラティヴ“思索”する。

目次 : 第1章 ラディカル・デザインを超えて?/ 第2章 非現実の地図/ 第3章 批評としてのデザイン/ 第4章 デザインという名の巨獣/ 第5章 方法論の遊び場:虚構世界と思考実験/ 第6章 物理的なフィクション:ようこそ「ごっこ遊び」の世界へ/ 第7章 非現実性の美学/ 第8章 現実と不可能の狭間/ 第9章 スペキュラティヴ・エブリシング

【著者紹介】
久保田晃弘 : 1960年大阪生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授。東京大学大学院工学系研究科船舶工学専攻博士課程修了、工学博士。数値流体力学、人工物工学(設計科学)に関する研究を経て、1998年から現職。世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクト(ARTSAT.JP)をはじめ、バイオアート(BIOART.JP)、デジタルファブリケーション、自作楽器によるサウンドパフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓中

千葉敏生 : 翻訳者。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒。2008年にフリーランス翻訳者として独立し、自己啓発、ビジネスから、クリエイティブ系、科学まで、幅広い分野の書籍翻訳を手がける

牛込陽介 : Takram Londonデザイナー。2013年Royal College of Art Design Interactions卒業。未来の可能性/不可能性を想像する場をつくるためのデザイン活動を行っている。今日人々の未来像を形作っているテクノロジーや国際政治に新たなシナリオを与えることで、理解や影響の埒外にある複雑な問題について考え、議論し、行動することを促すのが目的である。プロジェクトは、未来のシナリオのビジュアライズから、インタラクティブシステムのデザイン/開発、コミッションアートの制作まで多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • donut

    スペキュラティヴ・デザインとは社会問題に対する唯一の解決策や予言を提示するものではなく、代替的な社会を(実行可能か、好ましいかに関係なく)想像し、そのような社会に存在する製品や小道具を物質的な形で具現化して「提喩」として示すことで、鑑賞者である市民=消費者の想像力を喚起して、議論の活性化を促し、未来の形成の原動力である市民の価値観に変容をもたらすことを目的とするものである云々。4つの異なる政治思想を持つ集団がエネルギー問題を受けてそれぞれどのような交通手段を発展させるかという思考実験は非常に面白かった。

  • GASHOW

    デザイン性が高くなりすぎると芸術のようなものに感じる。問題解決にも問題の原因にもデザインが深く関わっていて、デザインをする側とそうでない側が別れていてはいけないのだと思う。行動経済学のナッジとしてあげられる、足跡マークがあると並ぶ人間の習性やおすすめを選ぶことなども問題解決のデザインだと思う。

  • Hiroo Shimoda

    スペキュラティヴとは「思索的」。問いを投げかけ、考えさせ、批評させ、非難されるデザイン。 デザインもまた見るものではなく読むもの。問題意識を持っていないと、キャッチ出来なさそう。

  • 福島雄一

    年末の慌ただしさの中で一気に読んでしまったのでうまく読みくだいていない所もあるが、今年読んだ書籍の中でも出色に感じた。 ここで扱われている領域は門外漢なので、主に小売マーケティング的にスライドして読み進めたけれど、 事象をラベリングしたり、マッピングして公式化することの窮屈さや、デザインそのもののアーキテクトそれ自体が能動的な思索としてのフィクションという考え方は この一年の殆どの読書体験をビジネス書にしか費やせなかった自分にとっては印象深い総括となったかも

  • yyhhyy

    問題提起型のアート作品の紹介本。

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