Books

普通の奴らは皆殺し オンライン文化戦争 オルタナ右翼、トランプ主義者の研究

アンジェラ・ネイグル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784911273029
ISBN 10 : 491127302X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜリベラルは敗北するのか?
なぜトランプは大統領になれるのか?
オルタナ右翼はリベラルが生み出したモンスターである。
オルタナ右翼を正しく理解せずに、リベラルの勝利はない。

マーク・フィッシャーに並ぶ論客による、オルタナ右翼・トランプ主義者研究の最重要書

本書は、2010年代初頭に起こったオンライン文化戦争を忠実に記録し、2016年のドナルド・トランプ大統領誕生に大きな役割を果たした「オルタナ右翼」の発展にどのようにつながったかをマッピングする。オルタナ右翼の特徴は「侵犯的な反道徳スタイル」だ。インターネットのサブカルチャーは、どのようにメインストリームを征服していったのか?

「リベラル左派が中流階級の自己鞭打ちの荒波に危険な方向に陥っているなか、アンジェラ・ネイグルは灯台守として私たちに出口を示す。彼女の分析は容赦ないが、決して残酷ではない。疎外と敗北に慣れすぎた多くの左派とは異なり、ますます残酷になる世界を変える唯一の方法として政治を信じている。彼女は私が待ち望んでいた作家であり社会評論家だ」――コナー・キルパトリック「ジャコバン・マガジン」

「ネイグルは世界でもっとも輝かしい光のひとりであり、知的同調からの独立を宣言した新世代の左翼作家・思想家である」――キャサリン・リュー(作家・アメリカ文化理論家)

【著者紹介】
アンジェラ・ネイグル : 1984年、アメリカ・テキサス州生まれ、アイルランド・ダブリン在住の作家・社会評論家。オルタナ右翼の専門家として「ニューヨーカー」「バッフラー」「ジャコバン」「アイリッシュ・タイムズ」ほか多くの雑誌に寄稿している。反フェミニストのオンライン・サブカルチャーに関する研究で博士号を取得。2017年に刊行した『KILL ALL NORMIES』は、白人至上主義のオルタナ右翼の起源に迫るドキュメンタリー『Trumpland:Kill All Normies』の原作となった

大橋完太郎 : 1973年、京都市生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。専門は近現代フランス思想、表象文化論、芸術哲学

清義明 : 1967年、神奈川県横須賀市出身。ライター、ジャーナリスト。株式会社オン・ザ・コーナー代表。著書に『サッカーと愛国』(2016年、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • garth

    マイロ・ヤノプロスの存在が大きいのだが、そこには著者の史観がどこまで入っているのか。「インターネット右派の台頭は、右派のアイデンティティ政治が勝利したことを証明するものであり、かつ、侵犯(トランスグレッション)とカウンターカルチャーという60年代左翼的スタイルを吸収したことの証明でもある。放縱、個人主義、中産階級的ボヘミアニズム、ポストモダニズム、アイロニー、つまり究極的にはニヒリズムだが、これらは左派に対する批難として、右派がかつて述べていたことだった」

  • iwtn_

    ネットの普及により発生した米国のネット右翼の歴史的な経緯を書いているのだが、見慣れないワードが並び過ぎて目がとても滑る。4chanの強い影響があり、日本の2chにも似たような(というかシステム自体は真似られたものだが)文化があるわけで。格差への怒りの噴出で片付けるには根深い問題っぽい、ぐらいの理解。テック的な話題は少ないように読めたが、ネットという比較的新しい情報共有手段が引き起こしたのはそうなんだろう。自分は人間の精神はサイバー空間にあるとは思わないが、感情を増幅する装置であることは間違いない。

  • どんぐり

    今すぐインターネットをやめろ、と全てのページに書いてある本。中心を持たないネット発の市民革命がもてはやされた時期もあったが、蓋を開ければそのほとんどは長続きせず、一握りの長続きしたものは左右両極の屑の集まりだった。「下から」の社会変革は左右両派が望むものであるが、ネット上ではことごとくカルト化するというのを見せつけられるとなかなかきつい。人類は愚か。

  • tyfk

    ニーチェとかでてきた、非モテの女性差別主義者ということらしい。

  • lyrical_otoca

    諸事情で匿名掲示板もそこにいる人間も嫌いなんだけど本書を読んでやっぱり匿名掲示板悪だな……と思った。インターネットの登場で人間のいい面も悪い面も放出された結果、悪い面のがどうしても目立ってしまうのにそれを制御する術もないのが現状なんだろうな。アメリカで「ベータ男性」って言われてるの完全に日本のSNSに言われている「弱者男性」で嫌な気分になった。世界的に男性は昔の理想化された幻想を引きずってると思った。あとこの本文字がギチギチで少し読みづらいレイアウトなのが気になった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items