アンジェラ・サイニー

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科学の女性差別とたたかう 脳科学から人類の進化史まで

アンジェラ・サイニー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861827495
ISBN 10 : 4861827493
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「“女脳”は論理的ではなく感情的」「子育ては母親の仕事」「人類の繁栄は男のおかげ」―間違っている!旧来の「科学」がもたらしてきた偏見に真っ向から挑む!最新の科学が明らかにする、まったく新しい女性像。

目次 : 1 男と比べての女の劣等性/ 2 女性は病気になりやすいが、男性のほうが早く死ぬ/ 3 出生時の違い/ 4 女性の脳に不足している五オンス/ 5 女性の仕事/ 6 選り好みはするが貞淑ではない/ 7 なぜ男が優位なのか/ 8 不死身の年配女性たち

【著者紹介】
アンジェラ・サイニー : イギリスの科学ジャーナリスト。オックスフォード大学で工学の修士号、およびキングス・カレッジ・ロンドンで科学と安全保障の修士号を取得。多方面で活躍している。『Inferior:How Science Got Women Wrong‐and the New Research That’s Rewriting the Story』は高い評価を得ており、英国物理学会『Physics World』誌で2017年のブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれた

東郷えりか : 翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こぽぞう☆

    図書館本。新刊の棚より。ちょっと思ってたのと違った。進化や心理学等の色々な知見を挙げ、男性を主に見てきて過ぎないか?という感じ。だれしも自分の置かれた場所から完全には逃れられないから、研究して実験して、結果を自分に都合よく解釈して論文を書いてしまう。狩猟採集社会では、男たちが狩りで得てくる食物より、女たちが集めたり、狩ったりする食物のほうが安定していて多いらしい。こうして人類学は進化した!という時、この視点は未だ反映されていない。

  • 二人娘の父

    読み終えると、原題「劣等――科学がいかに女性を誤解してきたか。物語を書き直す新たな研究」がより気持ちにピッタリくる。「科学」の名において女性はいかに劣っていて、家事や子育てに適しているのかが「物語」として語られてきた。昨今「女性のトリセツ」本も売れているようだ。しかし本書が示す人類研究の到達点は、男女に決定的な差異はなくスペクトラムな状態であることや、文明化されていない部族などの生活実態からも、男女の優位性に差異がないことなどが示される。難点は著者の文章の読みにくさ。写真や挿絵などがあると良いのだが。

  • kitten

    図書館本。女性と男性の性差は存在するのか?科学的にアプローチすればいいものの、なぜか政治的な問題になってしまい、高名な科学者といえども科学的に考えることが難しい。性差は「あるかも知れないが、思われているよりも少ない」といったところ。だいたい、男性と女性と簡単に分けられるものでもない。女性的な男性もいれば、逆もしかり。男性の方が有能という説はどうかと思うが、その反証の文化人類学や類人猿の研究にしても、「だから?」としか言えないものも多く、何ともいえないな。

  • kenitirokikuti

    流し読みしたせいもあるが、期待外れ。この邦題、よろしくないように思う。乱暴にまとめると、ヒトは性差がとても少ない動物なので、男女の差ってのはおおむね文化的なジェンダーバイアスの産物にすぎないだろうっていうもの。まぁ、それを言い出したら心理学なんか全部憶説やんけ(実際にスティーブン・ピンカーが貶されてたが)。

  • 66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)

    情報が多くて、しかも読むのに時間がかかり、あんまり覚えてない、、一番印象に残ったのは、男性が狩りで得るカロリーよりも、女性の採集で得るカロリーのほうが、確実かつ高かった、のあたり。現代の収入とカロリーは比較できないけど、外で働く労働と家事労働に似てるな、と思った。現金収入も必要だけど、それだけじゃ成り立たない。あとは、男女の脳は幼児期は変わらない、と思うことにした。違うのは周囲の働きかけと、環境。図書館本

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