アンゲロス・ハニオティス

Individuals/organizations Page

Books

アレクサンドロス以後 長いヘレニズムとギリシア世界

アンゲロス・ハニオティス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815811709
ISBN 10 : 4815811709
Format
Books
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
藤井崇 ,  

Content Description

ヒト・モノ・アイデアの活発な移動、メガシティや新宗教の出現、市民の政治参加とその浸蝕──。西地中海から中央アジアまでひろがった言語・制度・文化は、在地社会と交わりながらかつてない光景をもたらした。ローマ支配下でも継続したギリシア人の「グローバル」な拡散・統合を、500年のスパンで展望する画期的通史。

【著者紹介】
藤井崇 : 1978年山口県に生まれる。現在、京都大学大学院文学研究科准教授、Dr.phil.(古代史・刻文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • MUNEKAZ

    アレクサンドロスの東征から五賢帝時代の途中までという長いスパンで、ヘレニズム時代を概観する。ディアドコイ戦争やヘレニズム諸王朝の熾烈な角逐が通覧して読める一般書は余りないので、まずそこが貴重。ゲースロに例えた表現も出てくるが、軍事的な勝利に拠って立つ支配体制や日和見な同盟など、さながら戦国時代のような形相はなかなか面白い。またヘレニズム後のローマによる支配などを通して、ギリシャ世界がかつてないほどグローバル化し、変容と融合を遂げていく様子が、様々な視点から描かれているのも読みどころかな。良書。

  • ポルターガイスト

    ローマ帝国期までを広義のヘレニズム時代と捉える見方は確かにわかりやすく歴史観の再構築につながってよかった。ディアドコイの細かな争いの通史が煩雑なのは仕方ないか。一つ気になったのが,ギリシア化の歴史的意義を重く描きすぎてるのではないかということ。近年ではむしろ「ヘレニズム」を割り引いて見る風潮のほうが一般的なので。筆者がギリシア出身ということが少し影響したんではないかと正直思ってしまった。

  • Go Extreme

    長いヘレニズム期 東方遠征 後継者たちの抗争 ヘレニズム諸王国成立 ギリシア人の立ち位置の変化 王号の採用と支配の正当化 ケルト人の侵入とギリシアの抵抗 連邦国家形成 ヘレニズム王国の宮廷 多様な民族構成と支配の課題 支配者崇拝の発展 ローマの東方への関与 ギリシアの「解放」 マケドニア王国の滅亡 アカイア同盟の解体 ローマ支配下のギリシア ミトリダテス戦争 アウグストゥスによる東方支配の確立 皇帝崇拝の普及 ローマの平和 ギリシア文化の繁栄 経済活動の多様化 ヘレニズム期の宗教の変化 ギリシア世界の変容

  • Fumitaka

    アレクサンドロスの東征によって引き起こされたギリシア文化の伝播を、ハドリアヌス時代までの長いスパンで捉え、ギリシアの属州化がローマの「帝国主義化」の最初期の一例であり、またヘレニズム時代のエリート家系などの寡頭的な「金権支配」は民主制のアテナイでも変わらなかった(p. 119)など、継続性や変化について論述。「いま、そこにある危機」(p. 37)がどうとか東部「戦線異常あり」(p. 67)だとかスター・トレックがどう(p. 304)とかちょくちょく現代視覚文化(p. 344)に言及され面白い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items