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おうじょさまとなかまたち おうじょさまとゾウとウマとイヌとネコとハリネズミと

アロナ・フランケル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784790251644
ISBN 10 : 4790251640
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

食いしん坊の小さなイモムシは、平和に暮らす王女さまの動物たちにとっては嫌な存在。動物たちを挑発しながら、イモムシは大きく育ち、ついには怪物に…。イスラエルのベストセラー作家が贈る、愛と平和の絵本。

【著者紹介】
アローナ・フランケル : ポーランドに生まれて、現在はイスラエル在住。1975年、息子のために描いた作品『うんちがぽとん』シリーズが好評を博し、世界各国で知られるようになる。以降、第一線でさし絵や絵本を作っている。IBBYオナーリストはじめ国内外の賞、また2005年には自伝的回想記『少女』でサピール賞およびヤド・ヴァシェムの賞を受賞

もたいなつう : 本名・母袋夏生。長野県生まれ。1970年から74年イスラエルに留学し、ヘブライ大学文学部修士課程実用言語コース修了。1998年、ヘブライ文学翻訳奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ☆よいこ

    いじめと憎悪の連鎖の話?▽王女様はハチとトリとハリネズミとネコとイヌとウマとゾウと一緒に楽しく暮らしている。そこに入り込んできた一匹のイモムシ。生き物たちはイモムシを怖がって嫌い、イモムシはその嫌悪や恐怖を餌として大きく育っていく。▽深読みすれば、人間社会の戦争問題にまで発展して考えられそうな話だが、子どもがどこまで感じることができるかは手渡す大人の考え方によるだろう。

  • かおりんご

    読み聞かせ(159)おうじょさまの偉大さと、イモムシの悪さに受けた。どんどん巨大化するイモムシが、面白かった。

  • たまきら

    ううむ、つぶされずにすんだよかったねえ。なんだかお話の流れが説教じみていてオカン的にはあんまり素直に受け取れなかったのですが、オタマさんは大好きな動物がたくさん出てくるので楽しかったみたいで、こんな安上がりなイモムシを育ててみたいそうです。

  • 小夜風

    【小学校】賢い王女さまが住む丘の上の小さな国に、ある日イモムシがやってきます。このイモムシは誰かに苛められるとお腹いっぱいになって大きくなるのです。イモムシが怖くて怖くて大きくなるにつれて不安も画面いっぱいに広がって…王女さまの「もういいでしょ」のひとことに自分の心までシュルシュルと萎むようでした。訳者あとがきを読むと、作者はポーランドに生まれたユダヤ人で、ホロコーストを経験し、イスラエルに移民しているそう。王女さまのひとことは、幼い日々の作者の願いそのものだったのかなって思います。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    あとがきを読んで驚きました。作者のアローナ・フランケルは、ポーランド生まれのユダヤ人、幼い頃ホロコーストを経験し、12歳でイスラエルに移民したそうです。それを読んでから再読すると、嫌悪・恐怖を餌とするいもむしが、いつか戦争を、と思えてくる。王女様の勇気を当たり前にみんなが持ち、「もう、いいでしょ」と声を出せるように。

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