アレックス・ワーナー

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写真で見るヴィクトリア朝ロンドンとシャーロック・ホームズ

アレックス・ワーナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562052950
ISBN 10 : 4562052953
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名探偵が過ごした19世紀ロンドンを、貴重な写真と絵画で歩いてみる。300点に及ぶロンドン博物館の資料をもとに編集、第一線の研究者による解説で蘇る、世界都市の実像!

目次 : Introduction (間違った?)正体/ 1 シャーロック・ホームズの“ボヘミアン的な生活習慣”/ 2 シャーロック・ホームズ、シドニー・パジェット、そして“ストランド”/ 3 シャーロック・ホームズのアート/ 4 ホームズを切り捨てる/ 5 無声映画のシャーロックたち―ホームズと黎明期の映画

【著者紹介】
アレックス・ワーナー : ロンドン博物館歴史部長。チャールズ・ディケンズ博物館理事。数々の展示を企画してきた

日暮雅通 : 1954年生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 本木英朗

    この本のタイトルは『文章で読むヴィクトリア朝ロンドンとシャーロック・ホームズ』であるべきだ。というくらいにテキストのシャーロッキアン的濃密度が半端ない。ホームズを入り口にしたロンドン案内なんて考えて読みだしたら、大変な目に合いますよ。もちろん貴重な写真や図版が数多く収録されており「眺めているだけ」で楽しむことも可能だが、それはこの本の魅力の上っ面しか味わえていないことになる。ホームズ物語が一つの神話体系と化しているのは、一つの物語を徹底的にしゃぶりつくさねば気が済まない愛好家の存在の、賜物なのである。

  • 花林糖

    (図書館本)興味深く面白かった。想像していたよりもマニア向けで、ロンド博物館の資料をもとに編集された、シャーロッキアンによるホームズの小論集。手に取った時は読み難いかなと思っていたら、豊富な挿絵や写真を楽しみながら殆ど一気読みでした。

  • 本木英朗

    名探偵が過ごした19世紀末ロンドンを、貴重な写真と絵画で歩いてみる――というこの本であるが、訳者はもちろん日暮雅通である。俺は2016年5月に一度、読んでいた。300点に及ぶロンドン博物館の資料をもとに編集、第一線の研究者による解説で甦る、世界都市の実像!という言葉と祖茂のだと思った。1回目の感想もあるので、みんなそちらもどうぞ!! https://hidmak.hatenadiary.jp/entry/2016/05/27/065312

  • シン

    本文引用。それよりも重要なのは、馬がロンドンの通りから事実上消えたことだ。1903年当時、二輪辻馬車と貸し馬車が11000台以上にタクシーが1台稼働していたのに対し、1913年当にはタクシーが8000台以上になり、残っている馬車は2000台にたりなかった。エドワード朝ロンドンは、ヴィクトリア朝後期とまるで違う街になっていたのだ。より華やかで、より大きく、技術がさらに進んだ街に。そう考えると、ガス灯と辻馬車が電気とエンジンに取って代わられた、まるで違う都会環境でホームズが仕事をするのは、無理だったのではない

  • あくび虫

    けっこう面白かった。写真ばっかりなので、さらっと読めてしまいます。ーーシャーロック・ホームズというと、なんだか大昔から(それこそ伝承かなにかみたいに)ある印象でしたが、百年そこらのことなんだよな、と思い出させられました。これだけ躍起になって、世の中が同じモチーフを使い続けた事実には考えさせられます。ーーまえがきの「彼の命を狙うコナン・ドイルの企てはことごとく失敗する」という書き方が妙にツボにはまりました。それでこそホームズ。

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