アレックス・ペントランド

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文庫 ソーシャル物理学 「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学 草思社文庫

アレックス・ペントランド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794223579
ISBN 10 : 4794223579
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

SNSをどう利用するかで投資家の利益率は変わる。会議で全員が同じだけ発言するようにすると生産性は上がる。風邪の引き始めに、人は普段より活動的になる―。身につけるセンサなどによる人間行動のビッグデータから、それまでいかなる社会科学や人間研究にも不可能だった知見が次々と得られるようになった。世界的なデータサイエンティストである著者は、それらの知見をもとに組織や社会の構築・改善を試み、多くの成功を収めてきた。この「社会物理学」は社会科学に革命を起こし、企業などの組織運営のあり方を根本から変え、都市計画や社会制度設計に大きなインパクトを与える“新しい科学”である。

目次 : 社会物理学とは何か―社会の進化をビッグデータで理解するための新しい枠組み/ 1 社会物理学(探求―いかにして良いアイデアを発見し、優れた意思決定に結びつけるか/ アイデアの流れ―集合知の土台となるもの/ エンゲージメント―なぜ共同で作業することができるのか)/ 2 アイデアマシン(集団的知性―交流のパターンからどのように集団的知性が生まれるのか/ 組織を改善する―交流パターンの可視化を通じて集団的知性を形成する/ 組織を変化に対応させる―ソーシャルネットワーク・インセンティブを使用した迅速な組織の構築と、破壊的な変化への対応)/ 3 データ駆動型都市(都市のセンシング―モバイルセンシングによる「神経系」が都市を健全・安全・効率的に/ 「なぜ人は都市をつくるのか」の科学―社会物理学とビッグデータが、都市の理解と開発のあり方を変える)/ 4 データ駆動型社会(データ駆動型社会―やがて来るデータに基づいて動く社会は、どのような姿になるのか/ 社会をより良くデザインする―社会物理学が人間中心型社会の設計を支援する)

【著者紹介】
アレックス・ペントランド : マサチューセッツ工科大学(MIT)教授。MITメディアラボ創設から関わり、現在はMITコネクションサイエンス・ラボとヒューマンダイナミクス・ラボの所長を務める。ビッグデータ研究の世界的第一人者で、フォーブス誌が選ぶ「世界で最も有力な7人のデータサイエンティスト」にも選ばれた。また、10社以上のビッグデータ関連の会社を創立した起業家でもある。世界経済フォーラムでは、ビッグデータと個人データ保護に関するイニシアチブをとった

小林啓倫 : 経営コンサルタント。筑波大学大学院卒。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、2003年に米バブソン大学にてMBAを取得、その後外資系コンサルティングファームに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • izw

    ソーシャル物理学・社会物理学は、人間が構成する社会の進化を人々の行動を記録したビッグデータを利用して理解する枠組みである。創造性は個人の才能ではなく、アイデアの流れの速さと群衆の英知によるという。交流パターンを可視化することでエンゲージメント、探求が改善できる。個人のデータを把握し、徹底的に利用するデータ駆動型社会を形成することが必要。そして、市場ではなく交換を基本とした社会にしていかないといけない。ソーシャルネットワークを基本とした新しい社会のあり方として、非常に興味深い。

  • nishi

    エネルギーの動きを扱う物理学に対して、アイデアの流れを扱う「ソーシャル物理学」として社会学に近い領域でありながら不変的な法則を導きだすというコンセプトは非常に理解しやすかった。アイデアを流す重要性について説明されながらも、社会の持続可能性を高めるためには、社会的なっとワークを強化する仕事の価値についても認めているところに共感した。また、職住近接という言葉もあるがアイデアの観点からは近接してほぼ同じであるのは良くなく、一定の人との交流が生まれる距離、歩いて行ける距離ぐらいにあるのが適切なんだと思った。

  • 前田まさき|採用プロデューサー

    ✅社会物理学とは、情報やアイデアの流れと人々の行動の間にある、数理的関係性を記述する定量的な社会科学 ✅社会物理学は「アイデアや情報の流れがどのように行動の変化をもたらすか」の理解に役立つ。 『ソーシャル物理学「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』 ✅新しい行動は「新しいアイデアを収集する探求行為」と「その後起きる仲間とのエンゲージメント」によって広まる ✅集団のパフォーマンスは@アイデアの多さA交流密度の濃さBアイデアの多様性で決まる

  • iwtn_

    集団の知性と言うものに関して、昨今のネットの普及によって可能になってきたことの少し前の時点でのまとめ。監視資本主義やSNSのある意味では土台。しかし、コロナ禍の対策にはさほど応用できなかったように思える。オープンパーソナルデータストアも普及はしていないわけで。集団?において、アイディアをより普及させたり、磨き込む方法については多少参考になった。最近読んだ「思考の技法」の集団版みたいな本でもある。リモートワークの会社なら、コミュニケーションがデータ化になっているのでもう少し面白いことが解りそう。

  • YUJIRO

    ビッグデータを解析することで集団の中のコミュニケーションを分析し、好ましい状態に持っていく。プライバシーや偏見、不適当なフィードバックに気を付ければ、これからの社会や生活を改善していく有効なツールになるかもしれない。

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