Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ヴェネツィア

  読了日：2015/11/04

  イギリス有数の絵画館であるナショナル・ギャラリー（ロンドン）には、中世から現代にいたる数々の名品を蔵するが、この本の著者アレグザンダー・スタージスは、それらを題材に「顔」に焦点をあてて美術史を論じてみせる試みを企てた。ラファエロの描く女性たちが限りなく典雅で美しく、ボッシュの描く男たちの、どこか狂気じみた様子などはお馴染だが、マサイスの「醜い老女」などには、さすがに驚きを隠せない。ともかく、こうして並べてみると、時代様式も個々の画家たちの個人様式もまた「顔」の表現には如実に現れていることがよくわかる。

• i-kom81412

  読了日：2018/04/22

  顔というのは極めて個人的極所的なものだけれども、それを見る側が、そこに普遍化した「本質的なもの」を認めるからこそ芸術作品になるのだということが書いてある部分があって、首肯した。でも「この顔、あたし好み！」みたいな楽しみでも読める本（笑）

• DRYM_8

  読了日：2011/01/30

  良い本！絵画鑑賞ド素人だけど、「ああ、こうやってみてみると楽しいのね」と分析の視線を頂けました。

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