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Patriot プーチンを追い詰めた男 最後の手記

アレクセイ・ナワリヌイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065380208
ISBN 10 : 4065380200
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界同時緊急出版!彼は暴き、告発し、闘い、愛し、最後まであきらめなかった。
「プーチンが最も恐れる男」と評された、ロシア反体制派リーダーにして人権活動家のアレクセイ・ナワリヌイによる渾身の自伝。
2020年、飛行機内での毒殺未遂という大事件の直後から執筆が開始された半生記と、政治犯として収監されてなお、死の直前まで綴られた獄中記で構成。
プーチン独裁政権に挑むナワリヌイの、ページをめくる手が止まらないスリリングな「闘いの履歴」である。
チェルノブイリ原発やアフガン侵攻を間近に見た少年期、ソ連崩壊と新生ロシアに失望した青年期、ロシア上層部の汚職とのウクライナ侵攻を敢然と告発する壮年期までが描かれる「歴史の証言」でもある。
そして何より、情熱、ユーモア、勇気をもって、真摯かつストレートに綴られた「ナワリヌイから世界への最後の手紙」である。
地球上で最も残酷な刑務所で過ごしながら、時に囚人と友情をはぐくみ、SNSでメッセージを発信し、極限下でもささやかな楽しみを見つけ出し、トルストイに共感し、妻と子供たちへの愛を温め続けた「人間の底力」の実話だ。

「この本は、アレクセイの生涯の証であるだけでなく、独裁政権との闘いへの、彼の揺るぎない決意の証です。この闘いのために、彼は人生も命も捧げました。この本を通して読者のみなさんは、私が心から愛した男を知ることになるでしょう。私の夫は、限りない誠実さと不屈の勇気をもつ男です。アレクセイの物語を共有することは、彼を称えるだけでなく、みなさんが正義のために立ち上がり、本当に大切な価値観を見失わないようにする力となるはずです」ユリア・ナヴァルナヤ

【著者紹介】
アレクセイ・ナワリヌイ : 1976年、ロシア・モスクワ州生まれ。「プーチンが最も恐れた男」として知られる。「主権は国民にある」と訴え続け、世界的評価を得たロシアの反体制派リーダー、人権活動家、政治活動家。2011年のロシア下院選挙における不正疑惑に抗議、選挙のやり直しを求め、モスクワで大規模なプーチン抗議集会を行い、一躍注目を集める。「反汚職基金」を立ち上げ、SNSを駆使して不正選挙の実態、政権中枢幹部および国営企業の腐敗と富の独占を告発し、国内外で大反響を呼ぶ。国際的評価も高く、「サハロフ賞」、人権と民主主義のためのジュネーブ・サミット「勇気賞」(ともに2021年)、「ドロスデン平和賞」(2024年)など、多くの賞を得ている。2024年に死亡

斎藤栄一郎 : 翻訳家・ジャーナリスト。山梨県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業

星薫子 : 翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業。通信社勤務、雑誌編集、コピーライティングを経て、翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • at-sushi@進め進め魂ごと

    毒殺されかけ、亡命の選択もありながら、投獄覚悟で愛する祖国へ戻り、体制を批判し続け獄中死した著者の半生&獄中記。彼を恐れた当局が、なりふり構わず罪状を拵え、劣悪な収容所で精神的苦痛を与えてもビクともしない彼の信念と愛国心の強さ、強靭な精神とユーモアに感嘆するしかない。獄中記として物語が閉じる事を望んでいなかった彼にとっては無念だっただろうが、本書がロシアでも読まれ、泥棒や殺人者共が(出来れば生きながら)地獄の業火で焼かれる日が来る事を祈らずにはおれない。R.I.P

  • KEI

    本書を読んで初めて知った事。かつて習ったコルホーズ、当時ソ連国内でもパスポートが必要だったがコルホーズの住民にはパスポートも与えられず農奴の様だったと。ナリワヌイ氏は『主権は国民にある』と至極当然の事を言い、嘘で固められ汚職まみれの政治を改めようとしていた。民主化運動が高まるにつれ、当局から命が狙われる羽目に。国内線で毒殺されかけ、ドイツで治療。このまま亡命もありえたのに投獄覚悟で帰国するや否や逮捕。劣悪な刑務所でもユーモアを忘れず活動を続けて来たが殺されてしまった。国民を搾取し続ける権力者に天罰を!

  • ばんだねいっぺい

    大学のくだりを読んで、教養主義者は、オタクと翻訳されるんだとがっくり。マッチョな人となりではなく、想像よりも親しみやすくやわらかい人だと思った。ロシアの話とは思えない部分もあった。遺志をたいせつにしたい。

  • Garfield

    今年、世界は本当に貴重な人を失った。それも極北の収容所で。露国のアレクセイ・ナワリヌイ氏。汚職の追及を中心とした活動で世界的評価を得た露の反体制派リーダーで「プーチンが最も恐れた男」。本書は、氏が2020年に神経剤による毒殺未遂に遭った後の独逸での療養中から書き始め、2021年の露帰国時に拘束された後も、収容所等で紙とペンで記した自伝・獄中記。巨悪の行いを明らかにし、それに立ち向かう氏の使命感を綴った魂の書であり、厳しい収容所生活の中でもささやかな楽しみを見出し強く生きた男の記録でもある。★★★★★★☆

  • クロネコバス

    ロシアの反体制派運動のリーダー、ナワリヌイ氏の手記。飛行機で提供された紅茶にノビチョクをもられ毒殺未遂。ドイツで治療を受け一命を取り留める。2021年1月にロシアに戻ったその空港で逮捕。詐欺とか汚職など言いがかりとも言える訴訟を次から次へと出されて、体制側の裁判官による不当な罪状を受ける。拷問とも言える刑務所生活の中にもくすりと笑えるジョークを織り交ぜたインスタや手記を記す。今でもロシア、中国には彼と同じ思いをしている正義の人々がいるのだろう。言論の自由、基本的人権の尊重される日本に住んでいる事に感謝

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