アレクシス・ド・トクヴィル

Individuals/organizations Page

Books

フランス二月革命の日々 トクヴィル回想録

アレクシス・ド・トクヴィル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003400913
ISBN 10 : 4003400917
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1988
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 1.3manen

    1850年7月初出。革命というものは民衆の激情によって実現するもので、渇望されるもの。偶然によって危機的状態へと導かれることで自然発生的に起こる(63頁)。一人は財産の不平等をうちこわせと主張。他の一人は知識の不平等をなくせと。第三の者は、最も古くからの男女間の不平等をなくすことを計画。貧困への特効薬、人類発生来の労働による弊害対策も指摘された(131頁)。これらは今なお、現代日本の課題でもあることに驚かされる。

  • 松本直哉

    自身は貴族階級出身ながらも、共和制への共感を持ち、しかし急進的な革命派の無秩序からは距離を置くトクヴィルが、二月革命とそれに続く激動の日々の、文字通り渦中にあって、砲声と阿鼻叫喚の中で自らも身の危険にさらされながら生きる日々の記録。友人や政敵の人物像の描写がみごと。「どろんとした目」のルイ・ナポレオンに不信感を抱きながら、彼のもとで外相を務める。無力感、開けない灰色の展望、共和制への遠い道のり。マルクスのブリュメール18日とは全く違う視点から二月革命を見ることができた。

  • さきん

    著者の政治に対する苦悩が伝わってくる。彼自身は貴族の出で地方の名士であるが、ある共和制に賛同し、実際に要職も務める。しかし、偶然、気まぐれから起こる革命騒ぎに何回も巻き込まれて、いやというほど無能な大衆、政治家、軍人を見ることになる。

  • 日・月

    米大統領はトクヴィルの著作を好んで演説に引用すると言われますが、今年は? 二月革命前夜の改革宴会についてほぼ無知でしたが、この集会を権力者がどう利用しようとしたかや、革命政府に入閣したトクヴィルが社会主義の浸透と混乱を警戒したり、六月蜂起を怖れる心情が詳細に読み取れます。米・デモクラシーの賛辞者であり、六月蜂起は自然な流れとしながらも「蜂起を恐るべきものにしたのは(貧者の)貪欲な願望と誤った理論の混合物」と冷静に看破しています。ルイ=ナポレオンの登場では、「最も出来の悪い演劇が最も成功する瞬間」と表現。

  • Ex libris 毒餃子

    トクヴィルの革命回想録。マルクスの『ルイ=ボナパルトのブリュメール18日』の少し前の話だが、ナポレオン3世が大統領時代の話もある。トクヴィルは外相として彼に使えているが、あまり高評価じゃないのが印象的。ルイ=フィリップ、ティエールが歴史の表舞台から消えていくさまも物寂しい。第二共和制のゴタゴタ感からの第二帝政以降はさもありなん、と思えてしまう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items