Books

正義の人びと

アルベール・カミュ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865784046
ISBN 10 : 4865784047
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“正義とは何か”を問う生身のテロリストたちの内面を抉り出す!! 演劇人による“聴いてわかる”新訳!!
解説対談=中村まり子・篠井英介(俳優)

■コロナ下で話題になった小説『ペスト』(1947)直後に執筆された二つの戯曲『正義の人びと』(1948)、『戒厳令』(1949)を、舞台人による新訳で!!
■20世紀初頭モスクワのセルゲイ大公暗殺事件に材をとった、若き革命的社会主義者たちの群像劇。
■2021年、この中村まり子訳を台本にした、コロナ禍の中の俳優座公演は大好評!!

■「中村まり子さんの翻訳は、役者が、自分が声を発したらどうなるだろう、ということを常に考えて訳されていると思うので、血肉の通った人物になっています。」(篠井)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Taku Kawaguchi

    カミュの戯曲。 面白く、考えさせられたが、最後の大学教授の解説は読まなくてよい駄文だったな。

  • Sin'iti Yamaguti

    セルゲイ大公の暗殺事件を題材にした戯曲。5人のテロリストが登場。社会革命党のメンバーである。正義のためのテロ、「この先誰も人殺しをしなくてもすむ世界を築くために人を殺す」、これは現代の民主主義的価値観からは到底受け入れられるはずもないのだが、テロリストたちは真剣である。テロは悪、とするのは果たして普遍的な真理だろうか。正義とは何か、愛とは何か、をつきつめて考えてみる必要はあるだろう。巻末対談の中で、「若い社会主義者たちが夢見たことにたいする鎮魂歌」だと語られる。単なる皮肉なのではない、これは確かだ。

  • シンゼン

    憎しみを土台とした正義と優しさによる正義。 テロと絞首刑の関係は正義の属性に関わる。絞首刑はテロリストの生を埋却することによってテロリズムを普遍化するのだ。 大公夫人は宗教的な赦しを表しているというが、わたしには絞首刑に処することによって、永遠を得させないためのものに思う。絞首刑(無私)を免れることは、正義の土台を露呈させるのだ。絞首刑は隠蔽として働く。憎しみこそが原理であった。人民への抱擁としてのテロリズムは最後に示される。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items