アルベルト マングェル

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読書礼讃

アルベルト マングェル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560083574
ISBN 10 : 4560083576
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

半世紀以上にわたり、読み手として、書き手として、翻訳者として、編集者として世界を遍歴した稀代の読書家が、ボルヘス、ルイス・キャロル、セルバンテス、ダンテら先人を偲びつつ、自身の半生と書物との深い結びつきを語る。読書への変わらぬ愛と信頼に満ちた、珠玉のエッセイ集。

目次 : 1 私は誰?/ 2 巨匠に学ぶ/ 3 覚え書/ 4 言葉遊び/ 5 理想の読者/ 6 本をめぐるビジネス/ 7 罪と罰/ 8 荘厳なる図書館

【著者紹介】
アルベルト・マングェル : 1948年、アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。イスラエルのテルアビブで少年時代を過ごす。フランス、イギリス、イタリア、タヒチと放浪の生活を送ったあと、カナダのトロントに20年間住み、現在はフランス在住。エッセイや戯曲、翻訳、ラジオドラマへの翻案なども手がけている。リエージュ大学(ベルギー)から名誉博士号を贈られ、フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章者でもある

野中邦子 : 1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 一年以上積読していたのをようやく読み切った。著者は、蔵書三万冊に囲まれて暮らしている、知識豊富なアルゼンチン人。自身の読書体験をふり返りながら「読書とは」をテーマに語りつくす。“最良の読書体験に導かれて、人は内省を深め、疑問を抱くようになる。そして内省と疑問は反抗と変化への希求につながりかねない。どんな社会でも、それは危険な企てである。”という文章が気に入った。著者のように、言葉のもつ力を信じ、周りの評価や美辞麗句に惑わされず、「思索」できる本をこれからも読み続けたいな。

  • Shin

    アルベルト・マングェルは勝手に読書道の師匠と崇めていて、その著作が邦訳で出たら反射的に買ってしまう。本書は『読書の歴史』や『図書館』に比べると読書そのものについての語りが少なく、それでいて目眩くような暗喩と隠喩を散りばめながら〈人として読むこととは何か〉を多面的に立体的に浮かび上がらせる。メタファーが効きすぎて正直良くわからない部分もままあるのだが、通底しているのは「(もっとも広い意味での)読むこと」と「書物」への愛だ。物語は、私たち個々の読者に読み込まれ、その血肉となり、再構成されて輪廻していく。

  • rinakko

    タイトルから想像した以上にテーマは多岐にわたり(ボルヘスとの交流とその作品について、ジェンダー、人種問題…)、頗る読み応えがあった。“読者を魅了するすべての本は倫理的な問題をつきつける。こういってもいい。本のページの表面をなぞるだけでなく、深いところまで掘り下げることができた読者は、その深みから倫理的な問いかけを持って帰ってくる。” “すべての読者が知っているとおり、本を読むという行為の要点、すなわちその本質はいまも、そしていつまでも、予測可能な結末がないこと、結論がないということだ。読書のたびに、

  • Susumu Kobayashi

    イスラエル駐在アルゼンチン大使の息子としてテルアヴィヴで幼少期を過ごした著者は、祖国を軍事政権が掌握した頃にヨーロッパで放浪生活を送ったという。三万冊ばかりの蔵書を収めた納屋はすでにいっぱいで、母屋も浸食されつつある。そういう著者の読書エッセイを集めたのが本書。「利益だけが目標になったら、創造力は失われるだろう。……ある科学者がこんなことをいった。「もっとよいランプをつくろうという試みから、電気が発明されたわけではない」」(p.379)。『ドン・キホーテ』読まなくちゃいかんなあ。

  • ユミユミ

    タイトルと装丁に惹かれて手にとったら、本文1ページ目から『楽しみのためだけに本を読むときは(なんの因果か、楽しみ以外の目的で本を読まなければいけないときがままある)、…(中略)…物語のはつらつたる流れに身をまかせてもかまわないのだ、と。』などというグッとくる文章を見つけてしまい、衝動買い。 読書の楽しみとその奥深さを語りながら、著者の半生に触れることのできる一冊。 本を読むことが好きな人間なら共感出来る言葉がたくさんあるし、文学の深いところに自分も手をのばしてみたい、と思わせてくれました。

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